STEP2(合宿)を開催しました
今年2回目の研修会を開催しました。
実施日時 2022年6月11日9:15~12日16:00
実施場所 砺波青少年自然の家
実施内容 基本行動訓練他
参加費 1000円(1日目昼食、夕食、2日目朝食、昼食及びおやつ代)
参加対象者 学生スタッフ及び学生スタッフ希望者(高校生以上の男女)
★参加スタッフの感想★
今回のSTEPは3年ぶりとなる合宿となりました。自分にとっては初めてのステップ合宿で、尚且つ一年ぶりのSTEPでした。
二日間を通して行った活動は、MEチャート作り、二点間歩行、基本行動訓練、ノンバーバルプレゼンテーション、モメンタスモーメント、M-1グランプリ、エゴグラム、バディの評価など、様々な活動をしました。その中でも自分の印象に残っているいくつかの活動について書きたいと思います。
今回のテーマは「自分を知る」でした。自分の中には自分でも知らなかったり、周りに言われて初めて気づいたりすることもたくさんあると思います。周りに言われるにはまずは自分の中の知っている部分やプロフィールを知ってもらうことが大切です。そこで、MEチャートを作りました。言葉を使わずに自分の自己紹介を文字は使わず図だけで説明するというものでした。昨年のSTEP2にも同じ活動をしたので今回のMEチャート作りは2回目となりましたが、昨年と同様で文字を使わない難しさを実感しました。
モメンタスモーメントでは自分の心に残ったエピソードについて2分間のスピーチ発表を行いました。手はオープンスタンスをキープし普段の発表でつい出てしまう癖が出てしまうと落花生を投げられるというものでした。自分は普段手を前で組んでしゃべってしまっていたので、なるべくボディランゲージを意識して喋りました。しかし、意識すると逆に変な動きが増えたり、目線までの気配りが出来ず一点しか見なかったりなどで落花生の雨を浴びせられました。また、自分はグループの中で一番心に残った発表者として選ばれて、今度は全員の前で3分間のスピーチをすることになりました。いきなりの出来事だったのと、2分間でも少し時間が余ってしまったにも関わらず、3分間話しきるのはいくらなんでも難しすぎると思っていたので、とても緊張しました。しかしその反面、一回目のスピーチで指摘された点をすぐに改善してみんなの前で試せる場ができたことに喜びも感じました。自分はスピーチ中に自分の情が入りすぎて途中泣いてしまいました。そのせいで上手く話せなくなった部分もあり、せっかくの1回目のスピーチの改善ができる機会だったのに少し勿体ないことをしてしまったという気持ちがありました。しかし、KAMYさんや先輩方が「それが必ず成長に繋がる」と言ってくださり、決して無駄ではなかったと思うことが出来ました。
2日目の最初の活動でM-1グランプリを行いました。バディの人とコンビを組み、コンビ名からネタまで一晩中に考え、みんなの前で発表するというものでした。夜中ということもあり早く終わらせて寝たいという気持ちとみんなからうけるものにしたいという気持ちが混じりあいながらバディと協力しながら作りました。M-1本番では、どのペアもそれぞれそのグループらしさが出ていて個性的でとても面白かったです。ネタ作りを通していく中で、とてもよかったことはバディのことをより深く知れたことでした。自分のバディの人は大学も違って、サマチャレの活動以外で接点がなく、「軽く喋ったことがある」くらいの人でした。それが一晩一緒にネタを作っただけでグッと距離が縮まりました。お互いの良い点もここを直したらもっと良くなるという点も見つけてもらうことができて、自分にとってもバディにとっても成長するための大切な機会になったのではないかと思いました。
今回の合宿を通して一番感じたのは、周りの人の成長を間近で見ることで刺激になり自分も頑張ろうとする気持ちが全員に芽生えたのではないかということです。みんなそれぞれが同じ環境で二日間切磋琢磨し合ったことで、まるで家族のような温かい空気に包まれ、今までどこか温度差があったようなチャレメンが一つになったような気がしました。自分はこれからもこのサマチャレという素晴らしい環境で自分をもっと高めていきたいと思いました。
数年ぶりの合宿をした。最初はミーチャートを使っての自己紹介をした。名前ひとつ取っても皆書き方が全く違う事に気づき、皆の個性を感じることが出来た。次の”歩く”活動では、ただ歩くだけでなく”人と被らない歩き方で”歩いた。最初は後ろ歩きやケンケンパなど自分の体を使って歩いたが、次第に二人三脚のように他人を使ったり「観客に囲まれ歩くスーパースター」のように情景を生み出したりするようになっていった。これらの活動からは、資源を活用することの重要さを学んだ。自分ひとりだけでは限界がある表現も、周りにある物や人、場所や環境などを使うことで一気に様々なものを表すことができる。“自分”しか使えないと視野を狭めず、周りもの全てを資源として有効に活用するべきだ。
午後は外に出て基本行動訓練を行った。基本行動訓練は1年生のころから行っているが、最近就活などフォーマルな場面が多くなり、この研修の成果を非常に実感した。人に挨拶する際や部屋に入る時に自然と正しい挨拶とお辞儀ができている自分に気づき、続けてきたことは感覚として体に蓄積されているのだと改めて感じることができた。次にチームに分かれてパズルを行った。ただのパズルではなく、リーダー以外は話せず、リーダーはピースに触れられないというルールだ。全チームで同じ形を作れという指示が出されたが、どのような形を作るのか不明で最初は皆混乱していた。しかし次第に各チームのリーダー同士が協力し始め配られたピースの総面積が同じことや、計算上正方形を作るのは不可能なことなど情報を共有し合うと次々と達成することができた。
その後はあるモノを使って他の何かを表現したり、何もない所から表現によって物を生み出したりする活動をした。他の人の表現を見て、表現というものは自分の経験したことでしかできないもので、裏を返せば経験を増やせば増やすほど表現の幅も増えていくということに気が付いた。次にチームでノンバーバルプレゼンテーションをした。ノンバーバルとは言葉を使わないことであり、ここでも資源の活用が重要だった。私達のチームは準備本番共にスムーズに動くことができ、特に悪い点はなかった。それは、各々が役割をしっかり把握し、理解して、協力したことが理由だと考える。そして1日目の最後にはモメンタスモーメントを行った。テーマに沿ったスピーチを行い、クセが出た時に見ている人に落花生を投げられる。投げられた落花生が多いほど巣瀬が出てしまっているというものだ。スピーチに長けた人でもこれをやるとうまく話せなくなると聞く通り、落花生というプレッシャーにより非常に話しづらくなる。前回よりも投げられた落花生の数は大分減ったものの、やはり改善点は多くまだまだ訓練が必要だと感じた。
そして合宿の宿題でお馴染みのM1グランプリが開催された。今年も傑作ばかりで、普段から面白い人の質の高いボケから、普段とは違うキャラが見られたネタまで本気で笑える漫才ばかりで、サマチャレはすごい人の集まりなのだと実感した。しかし、自分が漫才をするにあたって普段通りの自分しか出すことができなかったのが悔しかった。 自己分析ではエゴグラムを使った。家に帰って3年前の物と見比べてみるとほぼ変わっていなかった。思い返すと何かと成長はしてきたつもりだが、全く新しい自分に出会えたことがあったかいうとそうでもない。今の自分も嫌いではないが、新しい自分にチャレンジしてみたいと思えた。最後に、成長してほしいと思う人を3人選んで一人ずつアドバイスをした。私は普段はなかなか面と向かってアドバイスできない。それは相手のためだとは分かっていても嫌われたり傷つけるのではないかという恐怖があるからだ。しかし改善点に気づいたのに見て見ぬふりをするのは相手の成長の機会を奪っているということだ。これからは相手のために勇気を出そうと決意したSTEP2だった
三年ぶりの合宿STEPは、ミーチャートを作成することから始まった。①チャレネーム②好きな色③尊敬する人④好きな言葉⑤将来の夢⑥特技の六つの要素をグループ内で自己紹介した後、いつも通りイラストや図で表現した。印象的だったのは、尊敬する人にチャレメンの名前が挙がったことだ。お互いを意識し合い、高め合い、認め合っているからこその結果なのだと思った。ミーチャートの次は、二点間を誰とも被らない方法で歩いた。23人×4回=92通りの歩き方があった。それぞれの性格や得意分野に関係するような歩き方を個人プレーでする人もいれば、仲間と協力して切り抜ける人もおり、さまざまであった。大喜利にいきたくなる気持ちがあったが、意外とシンプルな歩き方が終盤で出てきたときに謎の感動があった。
一日目午後の一発目は、今回の合宿の肝となるバディとの基本行動訓練であった。屋外の開けた場所で、語先後礼の練習をした。挨拶って素晴らしいということ改めて感じた。そして、散歩として砺波青少年自然の家の施設の周りを歩いた。「夏!」「緑!」と季節を感じながら歩いているとY字の形をした枝でモノボケをするというお題が出された。しかも、ノンバーバルで。他にもグラウンド整備するためのトンボを使ったモノボケをしたり、火や水などの抽象的なものを表現したりもした。この活動を踏まえたグループディスカッションをしたときに、物を使う方がやりやすいという意見や、逆に物がない方がやりやすいという意見もあった。面白いと思ったのが、それぞれ違った難点があるという点だ。棒などを使った時はそのものを実際とは全く違う使い方で別のものに変換しなければいけないという点。体で火や水を表現する時は、伝えるものを表すまでの過程や文脈を表現しなければならないという点。
散歩が終わり大研修室に戻ったら、グループに分かれて真っ白なパズルを完成させるという活動をした。各グループ、リーダーを決めた。リーダーは喋っていいけどパズルには触ってはいけないという条件、ほかの人たちは喋っちゃいけないけどパズルに触ることができるという条件のもと、五つのグループが、同じ形を作るというミッションに立ち向かった。パズルのピースは同じではなく、それぞれ試行錯誤しながら何が完成するかを想像しながら協力できたと思う。
ノンバーバルプレゼンテーションでは、要素に新しい要素を足してもっと楽しくさせて、リソースを用いながらみんなにプレゼンした。私たちのグループはヨットレースに新しいルールを付け加えたのだが、付け加えた要素がお題よりも主張が強くなってしまい個人的にそれが悔しかった。
一日目最後の全体活動はモメンタスモーメントだった。またの名をピーナッツプレゼンテーション。二分間グループの中で今までで一番心が動かされた話をして、その最中に自分の癖が出たらピーナッツが飛んでくるという日常では絶対起こりえないシチュエーションでプレゼンテーションをした。ピーナッツを投げられた瞬間に頭の中が真っ白になる感覚は今でも鮮明に覚えている。とてもメンタルにくるものがあったが、大事な話をしている時に自分の癖に聞き手の意識が持っていかれて、内容が届かないことはもったいないことだと思うので、癖を消しながら話せるようになりたいと思った。みんな思いの詰まったピーナッツを袋に詰めて有難く持ち帰った。
時刻は21:30を回ったころ、それは突然発表された。「サマチャレM-1グランプリ」の開催。それと共に、5つの宿題が出された。①コンビ名作成②ネタ作り③全員に手紙を出す④質問疑問を一つ書く⑤最低三時間寝る、正直きつかった。最初からアクセル全開だったので、疲労困憊しながら宿題に励んだ。夜の頑張りは次の日のM-1本番でしっかりあらわれた。漫才の成果は人それぞれだとしても、バディと固い絆が結べたし、何より終わった後に漫才を褒め合っていてチャレメンの暖かさを感じた。
合宿を通して、私自身たくさん失敗したけどその分挑戦できた。たくさん感じることがあったので一つ一つしっかり自分の成長につなげていきたい。