スタッフ感想文を紹介します。
歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2014を終えてのスタッフ感想文を紹介させていただきます。
事業報告会で配布する、事業報告書には全員の感想文を掲載する予定です。
団長補佐 元林理佳
今年のサマチャレは私にとって最後の挑戦でした。最後だから今まで以上に頑張りたいと思う反面、就職活動などの関係でなかなか研修やテスト歩行、コースチェックにも行けませんでした。周りのスタッフに頼りっぱなしで迷惑かけ放題の準備期間だったように思います。
たくさんの不安を抱えたまま、あっという間に本番当日の朝になりました。天気はずっと雨の予報でしたが、振り返ってみると晴天に恵まれ、とても充実した5日間でした。私は今年、隊列の中を自由に動き回れたので、1年目、2年目に比べるとたくさんの子どもたちの変化を見ることができたように思います。1日目に泣きながら歩いていた子も、4日目、5日目になれば、同じ班の子どもたちと一緒に笑顔で歩調コールをしていました。また、去年自分の班だった男の子が、たくましく班を引っ張っている姿も見られました。この他にもたくさん、隊列で歩いていて泣きそうになる光景がありました。子どもたちが頑張っている姿を見て、何度も何度も元気をもらい、私自身歩ききることができたように思います。
子どもたちが頑張れるのは、リーダー・サブリーダーが悩みながら、子どもたちと真剣に向き合っているからです。そして歩行班が頑張れるのはサポート班がいるからです。サマチャレに関わっているすべての人たちのおかげで、私は歩けているのだなと感じました。
1人では不可能かもしれないと思うことも、支えてくれる人がいれば挑戦しようと思えますし、仲間がいてくれるから達成できるのだと改めて感じました。
毎年思うことですが、本番5日間はあっという間に終わってしまいます。うまくいったことや嬉しかったこと、楽しかったことももちろんありますが、悔しい思いや、あの時もっとこうしていたらよかった、というような後悔をしてしまうこともあります。そういった様々な思いを持ち、悩み、考える濃い5日間を過ごすことで、スタッフは大きく成長できます。学生スタッフには、ぜひ来年以降もサマチャレのスタッフを続けて、さらなるスキルアップを目指してほしいと思っています。そして、4年生、5年生の参加者には、ぜひ来年もサマチャレに参加してさらに自信をつけてほしいですし、6年生の参加者は、次はスタッフとして参加して、違う角度から見るサマチャレを体験してほしいです。
サマチャレに関わった3年間でたくさんのことを学びました。そしてたくさんの人に出会いました。ときに優しく、ときに厳しく接してくださり可愛がってくれる先輩や、頼もしくて可愛い後輩、サマチャレを始めるときもやめるときも戻るときも一緒で、大学4年間を共にしたしまちゃん、そして私たち学生スタッフが全力で挑戦できるように裏で動いて下さる社会人スタッフのみなさん。サマチャレで出会ったすべての人のおかげで今の私があると思っています。サマチャレに出会えてよかったです。3年間、本当にありがとうございました!
団長補佐 北田玲衣奈
“みんなでサマチャレを楽しむ”これがスタッフ参加三年目の私の目標でした。自分のことに必死で周りを見る余裕がなかった一年目、二年目の反省、そして三年生としてサマチャレを引っ張りたいという思いから、今年は全体を意識しようと考えていました。
5月から新規スタッフも加わった研修がスタートし、いよいよ今年のサマチャレが始まりました。緊張するスタッフに少しでもサマチャレを楽しいと感じてほしくて、まずは私が研修を楽しみ、彼らにもたくさん話かけにいきました。「いつも全力で楽しそうですね」と言われるくらい、私のスタートは勢いよくワクワクしたものだったと思います。
しかし役職発表で団長補佐をやらせてもらうことに決まってから、急に不安でいっぱいになりました。過去の先輩の姿を思い浮かべ、どうしよう、どうしようと常に考え、とまどい、手探りで自分と戦う日々になりました。
なんとか乗り切った保護者説明会、保護者参加者研修会。その他の様々な活動でも団補としての自分の動きはたくさんの反省点があり、後悔ばかりが残っていました。
そんな状態で迎えた本番、ワクワクよりも不安が大きくスタートしました。それでも楽しもうと思っていましたが、一日目、二日目と力を出し切れていないスタッフの姿がもどかしく、だんだん私の表情が厳しくなっていました。
どうすればスタッフがもっと力をだせるだろう、何に悩んでいるのだろうと考えながら歩いていた三日目。ある女の子に言われました。「レーナさん大丈夫?いつも笑顔のイメージだったのに笑っていないから。」はっとさせられた一言でした。子どもたちはリーサブだけでなく、スタッフ全員を見ている。スタッフが楽しんでいないと子ども達も楽しめない。変に役職を意識するため、目標を見失っていた自分にも気づかされました。
まずは私が楽しまなければと思い直し、もっとみんなに笑顔を届けようと思いました。歩行中はもちろん休憩地でも、笑顔でスタッフや子どもと接することを心掛けました。すると子どももスタッフもたくさんの話をしてきてくれるようになりました。特にスタッフは困っていることだけでなく、うまくいったことなども教えてくれ、私が目にできなかった頑張りも見えてくるようになりました。そして、何より嬉しかったのが「レーナさんの笑顔みるとなんか楽しくて頑張ろうと思える」という言葉でした。私の姿が、スタッフの姿がスタッフ同士にも子どもにも力を与えるのだと気付きました。
今年は5日間を通し、自分自身と何度も向き合いながらスタッフの頑張る姿に気づくことができました。誰かが頑張るから、この人がいるからできるサマチャレではない。みんなが頑張るから、みんながいるから…。みんなでつくるサマチャレなのだと、三年目にしてようやく心の底からそう思えるようになりました。
そんなサマチャレに関わって下さったみなさんに心から感謝します。本当にありがとうございました。
団長補佐 浦崎渉
参加者のみなさん、今年のサマチャレは最高の思い出になりましたか?晴れが続き夏らしい暑さの中、全員で完歩できたこと本当にうれしく思います。共に声を掛け合い一緒に歩ききった仲間、一緒にがんばってくれたリーダーサブリーダー、みんなが元気に歩ききれるようにサポートしてくれたスタッフ、そしてこの活動に挑戦させてくださった保護者の方々に感謝ですね!毎年終わるたびにたくさんの感謝を感じます。
参加者のみなさんにとって大切なことが1つ。それは、今回経験したことを5日間の思い出に終わらせるのではなく普段の生活に活かしていってください。毎日続け自分の力にしていくことでステキな人になっていってください!そして、来年その成果を見せに来てください。6年生の子は今度はスタッフとしての参加を待ってます!
さて、私は昨年のリーダーに続いて今回サポート班の団長補佐をやらせていただきました。正直、今年も歩きたかったです。それはサポートが嫌なわけではなく、同期の多くが歩いて挑戦する姿をしっかりと見ていたかったからです。この一年、同じ学年でのつながりを大切にして取り組んできた私にとっては残念でした。しかし、いつからかそんな仲間たちが全力で挑戦できる最高のサポートをしようじゃないかと決意し準備を進めてきました。本番中ハイタッチするたびにたくましくなっていく子どもの顔、自信に満ちあふれていきいきとしていくスタッフの顔1つ1つが私の最高の思い出です。
自分でがんばろうとしすぎて空回りし、切羽詰まり班員に大変な思いをさせてしまったこともありました。自分のことがおろそかになり、有言無実行に終わってしまったこと。おそらく、私の言いたいことがうまく伝わらず信頼関係をうまく築けずにもやもやしたままの人もいるでしょう。サポート班については仕事ばかりに目を向けさせてしまい、準備するためのスタッフにさせてしまっていたこと。子どもたちが一生懸命歩けるために準備したいという思いを抱かせてあげられなかったのかなと感じることがあり、たくさんの反省があります。
最も悔しかったのは、本来みんなをまとめていくはずの団長補佐がサマチャレをばらばらにしてしまっていたということです。団長補佐間でうまく連携がとれておらず自分の役職のことで精一杯になっていたため、スタッフが別々に動いてしまっていました。本番中も他の班の仕事を助けるといった姿がなかなか見られなかったのもそのせいかな・・・と感じたり。スタッフがもっとつながりを堅くし、一つになって来年もう一度再挑戦したいです。
今年は、自分にとってサマチャレを、自分を、深める年になりました。いつ自分がジャンプできるのか分かりませんが現状に満足することなく常に向上心を忘れずにいろんなことに挑戦していきたいです。最後に、こんなステキな事業に一緒に取り組めたスタッフがやっぱりたまらなく大好きです。今年もステキな夏をありがとう!
3班リーダー 岩崎志海
今年またこの事業は終わりましたが、去年とは違う感覚をもったサマチャレであったなと感じています。1年目は事業本番には参加できなくて悔しい思いをし、2年目はその悔しさをバネに、とにかくがむしゃらで全てが楽しくて仕方がないというサマチャレでした。そして、今回は楽しいよりもつらい気持ちが勝った。しかし、今まで参加してきたことの本当の意味を考えることができたサマチャレであったように思います。
私は今年の研修から本番までを振り返るともうサマチャレをやめた方がいいのではないかと悩んだことがたくさんありました。それは自分がこのサマチャレに関わっている意義を3年目にして見出すことができずにいたからです。先輩方、他の同期は前に立ってサマチャレを引っ張ろうとしている、後輩たちは頼もしくて常に全力でサマチャレのためにがんばっている、自分はこのサマチャレに必要なのか、常にそんな思いが自分の中にありました。そして、自分の存在意義がわからないまま、今回私は3班リーダーをすることになりました。私は去年サブリーダーをやった時に1人1人の子どもたちの成長を考えることができなかった、ついていくだけだったという反省があったので自分がやるべきことが与えられたと思い、少し気持ちを改めることができました。しかし、この時の私はまだ何も気づいていませんでした。それに気づかせてくれたのはやはり周りのスタッフの存在でした。保護者説明会、テスト歩行など自分が頼りないせいで周りに迷惑がかかったことで、今まで自分が人任せ、指示待ち、頼ってばかりであったこと、自分が思いを言葉にしないからまず同期にも自分の思いが伝わらずにいたことにようやく気が付きました。そして、今のままで本番を迎えてはいけないと感じさせてくれたのは今回の私の相方であるサブリーダーの存在のおかげでもありました。ありがとう。
そして、本番を迎え5日間を振り返ってみるとリーダーとして本当に情けなかったなと思います。去年の反省を生かし、子どもたちのために悩み、考え、試しましたが、子どもたち全員にできることを十分に増やして帰してあげることができなかった気がして本番が終わった今ももやもやしています。子どもたちの様子を見ていると自分たちで問題点に気づいて意見を言ったり、楽しく歩けるようになったり、成長の可能性を持っている子がたくさんいました。だからこそ、今回参加した子どもたちの気持ちが次のサマチャレにつながっていてほしいと願っています。
今年のサマチャレが教えてくれたことは自分の存在意義は待っていたらやってくるものでもなく、与えられるものでもない。自分で自分の課題に気づき自分で作りあげていくものだということでした。毎年自分への課題が変化してくること。これがスタッフも参加者もサマチャレを続ける意味であるように思います。今年も1200字では語りきれない思いと感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
3班サブリーダー 牧田和
私はサマチャレを経験させてもらえて、本当に感謝しています。サマチャレを通して、たくさんのすてきな人たちに出会うことが出来ました。そして、たくさんの発見がありました。 団長をはじめ、スタッフの方々は、私にとって偉大な先輩であり、私に大切なことを気付かせてくださる大きな存在です。私は、先輩方の背中を追って活動してきました。先輩方の、周りを見る力や自分で考えて行動する力は、私にはない力であり、私にとって必要な力であると感じています。だから、先輩方は私の憧れで、目標としている人たちです。 私は今まで、自分で考えたことを行動に移すということをあまりしてきませんでした。何かアクションを起こそうと思っても、失敗するのを恐れて、結局何もせずに無難な道を選んでしまうのが自分の悪い癖で、そうと分かっていながら改善出来ずにいました。しかし、サマチャレを始めて、サブリーダーという役割を与えてもらい、今まで通りではいられなくなりました。子どもたちの先頭に立ち、手本となるためには、誰かの真似をするわけではなく、自分でよく考えて、そのときに最善と判断した行動をすばやく行う必要がありました。今までは、周りの人たちの行動を見てから自分も動いていたため、自分で考え、決断して動くということが、初めはなかなか上手くいきませんでした。 また、私は人に厳しく言うのが苦手で、本番前に一番心配したのは、子どもたちに厳しく出来ずに、子どもたちの限界への挑戦を私が妨げてしまうのではないか、ということでした。実際、本番を迎えて、子どもたちが辛いときに、ありきたりな言葉で子どもを励ますことしか出来なかったし、子どもたちがよくないことをしたときもはっきりと叱ることが出来ませんでした。私がそんな曖昧な態度をとっていたせいで、子どもたちは私について来ていなかったし、私をサブリーダーだとは思っていなかっただろうと感じています。 また、子どもたちは私が考えていたよりもずっと力がありました。子どもたちは本当に素直で、ちゃんと説明すれば納得してくれるし、ものすごいスピードで成長していました。そんな子どもたちの姿を見て、たくさん元気をもらったし、子どもたちが成長するためのきっかけをつくる存在として、もっとしっかりしようと思いました。それからは、子どもたちの気持ちをよく考えて、私自身がどうかではなく、どうすれば子どもたちのためになるのかを考えるようになりました。子どもたちのなかにあるスイッチをオンにすることはとても難しいけれど、それ以前に自分が子どもたちに対して本気でぶつからないと何も始められないんだなと強く思いました。 これを書いていて、サマチャレで学んだことを言葉にするのはとても難しいなと思いました。そして、私にとって一番のリーダーであるのんのんさんと、三班の子どもたちの成長を見ることが出来て本当によかったです。ありがとうございました。
4班サブリーダー 酒伊真郁
私は去年もサマチャレに参加して、その時の役職はセーフティーネット班だった。常に隊列の横を歩いていたため、全部の班の様子を見ることが出来た。歩く時、ご飯を食べる時、寝る時もずっと子どもたちと一緒に過ごしているリーダー・サブリーダーがとても羨ましかった。そのため、今年はサブリーダーという役職を希望した。
サマチャレ5日間を終えて分かったことが3つある。1つ目は、リーサブは保護者の代わりであり、決して友達ではないということ。1日目は、子どもたちと仲良くなりたいという気持ちが強く、子どものペースに合わせてしまい、班全体の行動の遅さにつながった。サブが早く行動しなければいけないが、サブの行動が遅いためリーダーの指示で子どもたちが動いていた。2日目からは自分からの指示も増やすことによって、子どもたちがついてくるようになった。また、歩行中サブの後ろに遅れがちの子をつけました。班の中での遅れは隊列全体の遅れにつながるため、厳しい言葉かけをしながら頑張って歩かせた。その代り、休憩地や宿泊地では楽しく会話を楽しんだ。歩行と休憩の時のメリハリが大事だと思った。
2つ目は、子どもたちの成長の早さである。4班の中に靴紐を結べない子がおり、結団式が始まるギリギリまで教えていた。2日目の歩行中にほどけて隊列から離れてしまった。遅れることの辛さを感じたのか、靴紐をしっかりと自分で結べるようになった。また全体としては、初め自分のことで精一杯だったが、遅れている子の背中を押したり、「がんばれー」と声をかけたり、班の歩調を合わせるために「1,2,1,2、」と自分から行動することが出来るようになった。私が思っていたよりも子どもたちの成長が早くとても驚いた。
3つ目は、みんなでやることの大切さである。4班の子どもたちは「一番でゴールしたい!」と言っていた。みんなの中に同じ目標があると分かってほっとした。それに向かって5日間頑張ろうと思った。前の人と間隔が開いたり、歩調コールの声が小さかったりした時は、「一番でゴールする」「みんなで」という言葉を大切にした。コール合戦でも、誰か一人が大きい声を出すのではなく、みんなで一番でゴールしたいと思ったから、あれ程大きな声を出すことが出来た。一番になれなかったとしても、みんなで同じ目標に向かって何かをすることに意味があると思う。
私にとって今年のサマチャレは、去年よりも感じること・悩むことが多かった。辛くても言葉にしてはいけないことが辛かったが、長い距離を歩いても笑顔を見せてくれる子どもたちに元気をもらった。歩行中たくさん厳しい言葉を言っても、休憩地で「サブー」と話しかけてくれる子どもたちが可愛くてしょうがなかった。今年は、一番近くで多くの成長を見ることが出来て良かった。
給水施設班 高坂博道
今年のサマーチャレンジでは自分自身を大きく成長させる機会になりました。五日間いろんなことがありました。自分自身今年が二年目のサマチャレ参加ということもあって少しおごりがあったんだと思います。自分の意見があっていると思い込んでしまうところがあったのだと思います。そのせいで、周りの意見を疎かにしてしまい、班の皆に迷惑をかけることもありました。自分自身そこが自分の欠点だと三日目にやっと気づくことが出来ました。自分がそのことに気づくことが出来たのは、同じサポート班の同級生と先輩のおかげだと思っています。まず、高校の時から一緒に100キロ徒歩の旅に参加していた同級生からは、自分自身が高校の時からあまり成長できていないことに、気付かされ、自分自身がその二人から後れを取ってしまったと今は悔しく思っています。また、今年初参加の新規スタッフの同級生からは、自分の参加しているこのサマーチャレンジの活動において、これが正しい!これでないとダメだ!ということが無いということを教えてもらいました。自分自身サマチャレの活動に正しい答えがないことは、一年目の参加の時にさんざん教えていただいたはずなのに、今年は自分の参加した一昨年の100旅の時のことを思い出しながら活動することが多く新しい意見を取り入れることをせず、一昨年と同じようにと考えることが多かったように思います。今年の給水班の班長が自分の欠点を指摘してくれいなかったら、じぶんは変われていなかったと思います。そうやって人の短所をその人に伝えられる班長がとてもうらやましくもありとても素敵でした。そして、先輩方は、自分を客観的に見てくれていて、それについて何度も指摘を受けたり自分の相談に乗っていただいて自分自身の成長に繋げることが出来たと思っています。今年サポート班として参加させて頂いて、サポート班の限界への挑戦というのはとても難しいことだと思いました。サポート班はやることをやれば淡々と5日間を終わらせられることが出来ると思いますが、しかし、より良くしようと思えば、どれだけでも良くすることが出来るものだと思いました。自分は今年どちらかと言うとたんたんと進んでしまったように思います。今振り返ると、ただの作業になってしまっていて、終わった今になってあの場所をこうすればよかったなど思いつくことがたくさんありかなり後悔しています。来年の給水班のために色々なことを残してあげたいと思っています。最後に今年となみ野サマーチャレンジに参加して今年もいろんな事に気がつくことが出来ました。この気付きを大切にして残りの半年そしてこれからの自分の成長に活かしていけると思います。今年サマチャレに参加できてよかったと思います。サマチャレにとても感謝しています。ありがとうございました!
安全誘導班 原澤幸代
4泊5日、約132kmという道のりを小学生36名・学生スタッフら67名の合計103名で無事ゴールできたことは、30歳の私にとっても、かけがえのない思い出となりました。今回の事業に参加をし感じたことは『誰かの存在が 誰かの1歩を踏み出す力になる』ということです。私自身、学生スタッフ、参加者、保護者・地域の皆様の4つの観点から振り返ります。
まずは、「私自身」。私は3泊4日参加させていただきました。運動不足の中、太陽の暑さや、疲れにより足が思うように動かないこともありました。体力面での辛さもありましたが、生活面での辛さもありました。「物質的豊かさ」から一時的に離れることで、「日常生活の豊かさ」に気付くことができました。大人になると、欲しいものは手に入れることが容易になります。今回は、どんなに冷たい飲み物が欲しくても、温かいシャワーを浴びたくても、手に入ることはありません。だからこそ、この4日間は目の前にある設備やモノに幸せを感じ、これまでの生活の豊かさに感謝をしました。
「学生スタッフ」。1人1人の意識の高さに感動しました。参加者1人1人ときちんと対峙して、「〇〇は甘えているだけ、ちゃんと歩けます!」「〇〇のおなかが心配です」と、その子に合った態度や行動をしていました。時には、雨具を忘れた参加者に、きちんと注意をした上で、自分の雨具を貸し、「自分の失敗で誰かが辛い思いをする」ことを諭す場面もありました。「しょうがない」と甘やかしがちですが、参加者に「集団生活の中で仲間と協力する姿勢」や、「ルールを守る必要性」、「おもいやり」の大切さを、リアルに感じ、理解させていました。また、ミーティングでは「このままだと〇〇は成長してない、そんなのはダメ」と涙する姿は、参加者の成長に貪欲でそれをサポートしたいという熱い想いを感じました。
「参加者」。歩くのが辛くても確実に1歩を踏み出していました。時には、声を出しながら、同じ班のメンバーを勇気づけていたり、誘導スタッフや生活支援スタッフに元気な声で感謝の言葉を伝えていました。これまで歩いたことのない長距離を歩くことだけでも大変な中、「同じ年の子が頑張っているから、自分も頑張る!」「自分の方が年上なんだから、しっかりしなくちゃ!」と自分を奮い立たせていました。今回のゴールは「辛くても、頑張れば、なんだってできる!」と思う成功体験になったと思います。
最後に、「保護者・地域の皆様」。子供たちに「挑戦の機会」を与え、じっと頑張る姿を見守っていました。途中の道で手を振って「頑張れー!」と応援してもらった声も、ゴールでハイタッチしたことも、全て糧になりました。
このように、ここに関わった全ての方の言動や存在が、私の「もう少し頑張ろう!」と1歩を踏み出させてくれていました。頑張っている誰かの存在に感謝をし、次のパワーになっていることを体感しました。感謝。
救護班 班長 永森愛美
5日間を終えて私が学んだことが3つあります。1つめはたくさんの人に支えられているということです。私の役割は救護班でした。救護班は1人でとても不安でした。しかし、実際は準備の段階からたくさんの先輩方に救護の仕事はどんなことか教えてもらったり事前に準備しておかなければならないことを手伝ってもらいました。また、本番では社会人スタッフの方が救護車を運転してくださったし、山田先生、大鋸先生、家接先生が日替わりで参加者、スタッフの健康を管理してくださいました。先生方は歩行隊といっしょに歩いてみんなに元気を与えてくださいました。たくさんの人に力を貸してもらって、支えてもらって私は5日間を無事に乗り切ることができました。全員が協力して初めて事業が成功することを知りました。
2つ目は子供たちは私が思っている以上にまわりを見ているということです。5日間、子供たちと交流する時間が少なかったにもかかわらず、救護斑に手当を受けたことがない子も私の名前を呼んでくれたりしていたのでリーダー、サブリーダー以外のスタッフのこともちゃんとみていることがわかり驚きました。また、歩行中に私がお医者さんと後ろを歩いているときに遅れそうになっていそうな子を同じ斑の子がついてあげていっしょに歩いている様子をみて、自分のことをするだけでも大変なのに他の人も助けていて感動しました。
3つ目はスタッフの大変さを知りました。私は小学生のときに、となみ野100km徒歩の旅に参加したことがあります。そのときは自分のことだけをやっていればよかったのですが、スタッフとして参加した今年はそうはいきません。自分のことはもちろん、全体をバランスよくみなければいけません。2日目、3日目、5日目は午後を歩き、2日目、3日目の宿舎では特に歩いて疲れたせいか気を抜いてしまいまわりに注意を向けることを怠ってしまいました。1日目、4日目ももっともっと気を配れば、できることはたくさんあったと思います。他の人に指摘されてようやく気づいたこともたくさんありました。また、自分では厳しく接しているつもりでも、今振り返ってみると甘やかしてしまっていたと思います。優しくするだけが本当の優しさではないとわかっていても実行できていませんでした。私はまだまだです。このことを忘れずにこれからに活かしていきたいと思います。
私は日によって歩く日と、サポート斑のお手伝いをしながら、救護に専念する日とどちらも経験しました。5日間のうちにどちらも経験することはなかなかできないことだと思いますが、どちらも体験したおかげで歩くこともサポートすることも、どちらも体力と気力が大切だとわかりました。5日間過ごしてみて、協力し合うこと、まわりをよくみて気を配ること、子供たちが1日ごとに成長していることを学びました。たった5日間ですがたくさん勉強になりました。サマチャレに参加してよかったです。
広報記録班 寺島梨子
私は小学の時二年間そして今年スタッフとして一年目で今年の事業を終えました。小学生の時に見ていた視点と今年から始めたスタッフの視点では違いました。小学生の時は宿舎についたら飲み物や時間になると夕飯が準備されている、歩いていると所々に給水ポイント休憩所が準備されているのが当たり前みたいな馬鹿な事を思っていました。しかし、スタッフを今年から始めましたが、影ではこんな大変な事が行われていたんだと今回の事業で気付くことが出来ました。 今年、広報記録班を務めさせていただきました。私は、務めさせて頂いてる中で気づいたことがありました。広報記録班は五日間走りながら写真を撮るので足も非常に疲れましたが、私が子供たちにカメラを向けると子供たちは私に笑顔を私に向けてくれました。子供たちの笑顔は私の疲れを飛ばしてくれました。その時、「子供の笑顔はすごいな」と、気づきました。また、広報記録は子供達をすごく間近で成長しているのを見ることが出来たので、とても喜びを感じました。その中で私は、凄く感動した事がありました。山道で班員の子がサブリーダーと距離が離れていることに気づき後ろを歩いていた子が背中を押している所を見て凄く感動しました。子供達がお互いに手を貸し合っている姿が見れたのは子供の成長の表れではないかと思います。 そして、私は広報記録班として最後まで走りきれず皆さんに迷惑かけてしまったことに反省しています。その原因は体力が十分につけられていなかったことです。しかし、このサマーチャレンジで少しは体力がつけられたのではないかと思います。素晴らしい研修を積み重ね人とのコミュニケーション能力が伸びたのではないかと思います。 最後に、解団式終了後たくさんの子供達が「てらりこー!」と、来てくれました。なんだろうと思ったら「写真撮ってくれてありがとう」と、いいに来てくれました。その時、広報記録班を務めさせていただいて良かったなって思えました。来年はもっと成長していきたいなと思います。 今年、この事業に参加させていただける機会をもらった、団長方や参加した子供達、保護者の方に感謝をしたいと思います。ありがとうございました。
セーフティーネット班 班長 嶋朱音
今年のサマチャレは私にとって最後の挑戦となった。4年生であり、「100km徒歩の旅」の時から3度目の参加。今年はどの役職につこうか悩んだ。1年目は生活支援班、2年目は4班リーダーを経験し、歩かないサポート班、子どもと密接な歩行班の両面の経験があった。そんな自分にだからこそできることは何かと考えた結果、歩くサポート班であるセーフティーネット班で力を発揮したいと思った。そしてセーフティーネットの役職をいただき、班長を任されることとなった。
セーフティーネット班の仕事は遅れた子どもを隊列に戻すことである。しかしまたの名が「なんでも屋さん」であるセーフティーには、安全誘導の補助、隊列を整えること、リーサブや子どもの様子に気を配ること、笠の修理、給水班や生活支援班の手伝い・・・など多くの役割があり、常に広い視野をもち、気配り上手であることが求められた。この「なんでも屋さん」であるセーフティーの班長だったからこそ、たくさんの子ども、スタッフとかかわりをもつことができ、今までで一番「歩いて発見!」し、感謝でいっぱいの5日間となった。
初めての参加で自分が楽しんだだけの1年目、自分の班の子どもしか見ることのできなかった2年目だったが、今年は子ども一人ひとり、スタッフ一人ひとりを見ることができた。苦しい中でも助け合う子どもたち、試行錯誤しながら子どもとかかわるリーサブ、意外な所から出てきて子どもたちを元気づける広報、子どもと一緒にコールをかけて盛り上げる先導後備、ナイスコンビの安全誘導、気を配り一生懸命走るセーフティーの仲間、様々なことを考えて準備してくれたであろう給水と生活支援、弱音を吐かない強い救護、よく気づき行動する団補。多くの子ども、スタッフの様々な姿を見ることができた。私も歩いていて辛い時があったが、いつも子どもたちの歩調コールに元気づけられたし、休憩地ごとに反省するスタッフを見て自分も頑張らなきゃと思えた。この5日間をより良いものにしようとするみんなの思いに涙が出そうになることもあった。人の素敵なところを「歩いて発見!」した5日間だった。その反面、自分はこの事業のために何ができたかというと明確な答えは浮かばない。セーフティーの仲間はもっと成長できたはずだが、班長としてうまく力を引き出すことができなかったし、本番前の準備期間でも頼りない4年生だっただろう。本当に周りの人にたくさん助けられた。
感謝でいっぱいの5日間、大きく成長させていただいた3年間だったが、その分自分が返せていたか自信はない。しかし後悔はしていない。大学に入ってこの事業に出会っていなければ今の自分はなかった。多くの反省はあるが、たくさんの気づきや学びを与えてくれた100旅、サマチャレ、それに携わる方々に本当に感謝しています。3年間ありがとうございました。いつか自分の子どもも参加させたいので、これからもこの事業が続くことを願っています。
セーフティーネット班 佐藤輝
今回の歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2014に、僕はセーフティーネット班の一員として参加しました。セーフティーネット班は、安全誘導の引き継ぎをしたり遅れた子どもを隊列に戻したりするほか、給水班や生活支援班のサポートをするなど、多くの仕事がありました。ただ、正直、本番になればなんとかなるだろうと思ってしまっているところもありました。しかし、いざ本番が始まると、遅れた子どもへの声掛けにとまどったり、うまく安全誘導との連携が取れないことがあったりと、想像以上にうまくいかないことばかりでした。 セーフティーには、気配り上手の何でも屋という目標がありました。しかし、初日の生活支援の配膳の手伝いは言われてからやり、2日目はほとんど手伝わずに過ぎてしまいました。また、給水や散水も、人数が少ないのに自分が疲れてしまって手伝わない時もありました。自分から気付いて行動しなければならないのに、それができていなかったことに気付いていませんでした。自分たちの仕事をするのは当たり前で、そのうえでいろいろ気付いてほかの班のサポートをしないと、迷惑がかかってしまうことを感じました。また、3日目には、「中途半端なアドバイスならやらなくていい」「声掛けがワンパターン」などと言われました。思い返してみれば、自分の今までの生活の仕方が中途半端でワンパターンなものであった気がして、本番でも普段の生活の一面が出てくることを痛感しました。遅れる子どもも減り、班を見渡してリーサブの人たちや子どもたちの成長を感じる中で、自分は何をやっているんだと考えることもありました。そして、このままではいけないと改めて心を入れ直しました。 そんな中、4日目の歩行後に書いてもらったTシャツの寄せ書きのあちこちにある、スタッフのみんなや子どもたちからの「ありがとう」の言葉を見て、胸に熱いものがこみ上げました。周りには迷惑をかけることばかりだったし、遅れた子どもには厳しいことも言ったりしたのに、それでも感謝されて、サマチャレをやってよかったと感じると同時に、自然といろいろな人への感謝が生まれてきました。多くの役職が助けあい、支えあうことでサマチャレは成り立っていて、どの役職も欠けてはいけないと実感しました。 初日に「これがあと4日もあるのか」と思った本番も、4日目、5日目はあっという間に終わってしまいました。4日目と5日目は、初日からしっかりやっていればと思い、その分積極的、意識的に動き、好き嫌いも克服しました。そして、本番前は部活との兼ね合いもあって、今年だけの参加のつもりでしたが、5日間の経験や他の役職の人のはたらき、Tシャツへの寄せ書きなどを通して、気持ちに少し変化が生まれました。いろいろな経験や発見ができ、来年は他の役職にもチャレンジしてみたいと思うようになりました。自分や周りの成長、そして多くの人への感謝を感じた、とても充実した5日間でした!