スプチャレやりました。
歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2021プレイベントとして、
スプリングチャレンジを実施しました。
新型コロナ感染症対策を図りながら、事業実施に向けて実際に歩きながら課題を検証しました。
実施日時 2021年3月27日(土曜日)7:00集合7:30スタート
2021年7月28日(日曜日)14:30ゴール
集合場所 南砺市福野体育館
宿泊場所 砺波青少年自然の家
★参加スタッフの感想★
スプチャレを終え、私は素直に歩ききれたことに対する喜びを感じています。サマチャレ本番130㎞の半分にも満たない距離ですが、私は正直歩ききる自信がありませんでした。
そんなスプリングチャレンジでの気づきや感じたことは4点あります。
まず、役職が変わることによって見える景色の違いです。私は2日目の前半に広報記録班を務めました。隊列から離脱し、客観的に隊列を見ると1班と2班の列の差や、リーサブの働き方の特徴を感じました。客観的に見ると「意外に歩くのって早い。」や、「隊列がきれいでなく、車から見ると危険。」といった、隊列の中にいると分からなかったことに気づくことが出来ました。休憩地ではそれを共有し、改善に繋げました。スプチャレ、サマチャレに限ることなく、物事を主観的・客観的の両方から見て意見を出し合い、改善に繋げていくことの大切さが改めてわかりました。
次に、仲間がいることのありがたさ、大切さです。サマチャレは子どもたちに仲間の大切さを伝える事業ですが、大学生になっても同様です。言い換えれば、スプチャレは大学生のみで歩くからこそ改めてその大切さに気付けたのかもしれません。1年生が未知の役職をした際には何気なくもありがたい言葉「頑張れ」が飛び交っていました。自分自身、閑乗寺では遅れ気味でしたが、周りが一生懸命コールをしてくれたり、背中を押してくれたり、声を掛けたりしてくれました。ゴールした後もたくさんの人が私に声を掛けてくれました。一人では絶対に登れません。仲間がいるから。皆も辛いから。だから自分は1歩足を踏み出せるのだと思います。このような喜びや感動があるということを、サマチャレを知らない或いは悪いイメージを持つ学校関係者、保護者または新入生に伝えたいと思いました。さらには、ゴールした後に1年生で写真を撮りました。国際大のみんなで撮るものだと思っていたため、私を呼んでくれた時すごく心が温かくなりました。正直これまで1年間、大学の壁を感じていたからです。2日間歩ききり、1年生同士の距離も縮まったのかなと感じました。改めて「仲間」「協力」って良いなと感じながら写真を撮りました。
次に、班づくりについてです。サブになった1年生は相当頭を抱えながらサブを務めていたと思います。特に2日目は天候が悪く声が届きにくかったり、安全面を優先する必要があったりしたことから先輩方の激は多かったです。「班の歩調を合わせるには…」「隊列を伸ばさないためには…」「子どもたちが考えて行動してくれるようになるには…」など多くの課題を先輩からもらい、「それでサブ(リーダー)は良いんか?」と答えのない圧に圧倒されていました。自分もサブの経験からアドバイスはしましたが、一緒に考えながら歩いていました。2日間で気づいたリーサブの未経験者と経験者の違いとして、未経験者は指示だけを行っており、経験者は指示に加えて指示の工夫(荷物どっちに置くんだっけ?と問いかけるなど)、時間の管理、時に褒めるという違いがあると考えました。中でも、「褒める(今隊列きれいやよ!やコール頑張ったね!など)」という行為は子どもをやる気にさせたり、成長を感じさせたりできると思います。先輩の良い点を振り返り、自分たちの物にしていけるよう改めて個々で話していけたら良いと思いました。班づくりについて、天候や班の子どもたちの性格、リーサブの役割分担など作り方はその時々で様々であり、明確な答えもありません。5日間で自分たち(リーサブ)らしい班、子どもたちが成長できる班を作っていくのはいかに難しいのだろうと感じながら歩いていた2日目でした。
最後に、新型コロナウイルス対策と歩行について思ったこととして、マスクの装着は非常に厳しかったです。コールをするときや山を登るときは特にですがマスクをしていると声が出しづらいかつ周りに届きにくいです。しかし至近距離でコールを行いますし、サブらが後ろを振り返って声を掛けるときにはリスクが高いのではないかと思います。また、今回は食事の際にアルコールのみでしたが、一番有効なのは石鹸による手洗いだと思うので、そこは時間をかけてでも全員が強制的に手洗いをした上にアルコールによる手指消毒を行っているというアピールが保護者や社会に対して必要だと思いました。
閑乗寺を登り終えた際、2年前のことを思い出しあんなに曇って見えた景色が今回は雨だったのにもかかわらずきれいに澄んで見えました。色々なことを思い返して涙が出ました。逆に今回のスプチャレでメンバーのみんなに何を与えることが出来たかと思うと明確でなく、もっと貢献できることがあったのではないかと思うと少し悔しい気持ちもあります。“嬉しい”、“悔しい”、“感動”様々なことに気づけて充実した2日間でした。この経験を今後に生かしていきたいです。
いよいよスプチャレ本番でした。前日から様々な不安に駆られ、ずっと緊張していました。当日の朝、くじびきで一日目の役職を決めましたが、私は班員でした。体力に自信が無く、歩き切ることばかり考えてしまっていました。福野体育館を出発しました。一日目には特に役職について沢山のことを学びました。STEPで何度か先輩方に伺ってはいたのですが、百聞は一見に如かず、実際に見るととても考えることが多くどの役職も難しいなと感じました。経験者の先輩方も無知な私たち初心者にたくさんのことを教えてくださいました。いきなり役職をこなすことは見ていて難しいということが伝わってきました。私自身は、班員でしたが自分との闘いで必死になっていました。隙間が空いてつまり気味になっての繰り返しになってしまい、歩くペース配分が難しかったです。そんな時、同じ班の先輩方や役職の方々が何度も声をかけてくださり、励まされました。実際には小学生の子どもたちと歩くため私は苦しんでばかりではいけないと考えさせられました。私も歩きながら辛そうな子どもに励ましの言葉をかけてあげなければならないので、まだまだ鍛えるべきことが沢山あるなと思いました。一日目は天気が良く、気温も歩くにはぴったりな気候でした。となみ野の景色がとても美しく最後まで歩き切ることができました。
そして、夜に研修が行われました。一日の活動を振り返り、明日に向けて意識の向上をしました。研修の最後に誕生日は産んでくれた両親に感謝すべきなのではないかということを考え、両親に感謝の手紙を書きました。親に手紙を書くことはあまりないので、いい機会になったと思います。
二日目は4時半起きと、普段にはない時間に起きました。身支度を整え、あっという間に出発時間になりました。二日目は閑乗寺という歩行練習で特にしんどく共に歩いた仲間に足を引っ張ってしまった不安なコースがあったので緊張感が大きかったです。そして、二日目前半の役職をくじびきで決めました。二日目は前半と後半で役職が変わりました。私は、前半は班員に、後半は安全誘導班になりました。まず、スタートしてからは前日と同様、班員として前日に反省した歩く速度のペース配分と自分だけで必死にならないようにということなどを意識して歩きました。足の筋肉痛と靴擦れの後遺症が少ししんどく辛かったですが、先輩方から気にしないように歩くようアドバイスしていただき、足のことを考えないようにして歩くとだんだん普通に歩くことができました。これも次は私が子どもたちに伝えてあげたいと思います。その後、後半の役職変更で安全誘導班になったのですが、この役職は隊列と一般車両療法の安全を考える必要があるのでとても考えることが多く、しかも天候が悪くより危険な状態であったので様々なことを考えながら挑みました。そしていよいよ私が恐れていた閑乗寺へ上りました。やはり余裕はありませんでした。安全誘導班で隊列の少し先で安全を確認しなければならないのですが、隊列に追いつかれてしまいそうになりました。そんな時沢山声をかけて頂き、励まされました。みんな苦しい思いをしているのに役職者が励まされ、少し悔しさと申し訳なさもありつつ助けられました。仲間を応援することの大切さを学びました。私も励まされた分役職者として安全を守り、励ますことも意識しました。閑乗寺後は暴風がとてもひどく、声で車が来たことを隊列になかなか伝えることが難しくなりました。仲間と支え合いながら、最後まで歩き切ることができました。仲間の存在の大切さ、有難さ、人間の可能性など二日間ではありましたが、沢山のことを学ぶことができました。先輩方、同期の仲間に支えられすぎましたが、この二日間で学んだことを後輩や次回のサマチャレ本番で子どもたちに私も伝えていきたいと思いました。これからのSTEPやその他活動も成長して行けるよう頑張ります。
今回のスプチャレは僕にとって学生生活最後のサマチャレの活動となります。今年度は、ステップや本番がすくなく思い切って活動することはなかなかできない状況でしたが、その中でも新しく一年生を迎えて、活動をしてきました。そのメンバーでの最後の活動でもあるので思う存分楽しんで、全力で取り組もうと思い挑みました。
1日目僕は、リーダーでした。リーダーとして、また四年生として全体にどのようなことを伝えていけるかを考えながら歩いていきました。サマチャレのノウハウを伝えるのが今回の目的であったため、子どもたちと安全に歩ききるために大切なこと、どのように歩くかを伝えながら歩くことができました。歩いている中で、想像以上に伝えきれていないこと、本番で伝えなければいけないことが多くあり、スプチャレをした大切さを感じました。また、班員が学生なので、より多くの班に目を配りながら歩くことができました。傘をかぶって歩くことや、声を出して歩くことは、やはり気合が入りサマチャレは楽しいものだなと感じることができました。1日目に関しては、役職に徹することが全体の目標の様なものになっていたと思います、各役職がどのような役職でどのようなことをしていくのかをみんなで教え合いながら歩いていたように思います。その一方で、サマチャレの本当の楽しさを感じる限界への挑戦をしたからこその達成感は少なかったように思います。そのこともあって、僕たちの疲労感は大きかったのかなと感じました。ただ自分の役職をこなすのではなく、その中で自分で考えながら、何を大切にしていくか、どう自分を磨いていくかを考えていくことが大切です。そのために、どのようなことを心がけていくのか青少年自然の家では考えていました。二日目はできるだけ自由に自分は切り札のような役割になれるようにと考えました。リーダーやサブはこういうものだというのではなく、子どもたちはどう行動するかを伝えることを大切にしようと思いました。
2日目は、出発から天気が優れていませんでしたが、二日目ということで気分をあげていこうと思っていました。しかし、二日目は本当に困難の連続でした。一つ目は強風です。これまでに歩いたことのない風の中を歩きました。そこで感じたのは、予想を超えた困難や、初めての試練を受けたときへの対応です。そこで試されるのは、これまでのことをどう生かすか、またはその場の乗り越え方だと感じました。突風が吹いた時、そこで止まってしまいそうになりますが、歩き続けなくてはその突風からは抜け出せないと思い、声を掛けました。また、こういう時こそ団結で声を掛け合う必要があると思いました。なかなかやむことはないし、本当に飛ばされそうになりましたが、何とか歩ききり、一丸になることができました。二つ目は、閑乗寺です。これまで何度も閑乗寺を超えてきましたが、一番きついものでした。そこで気づくのは、四年生の難しさと仲間の大切さです。体力的にもきつかったのですが、そのきつさを乗り越えた面白さを知っている分何とかし乗り越えようと思いました。しかし、なかなか乗り切ることができずに、周りへの声もなかなかかけられない状況でした。その時に、これまでは先輩に声をかけていただき、また仲間たちががんばっているから仲間と共に乗り越えるからと、限界を超えてきました。しかし、今回は、そんな声をかけてくれる人も、みんなで乗り越えるということもなかなかできずに、一人での戦いになっていました。こうなってしまうと本当にきつく、これまでのステップでつながりを持っておかなくてはいけないなと思いました。四年生というものは、その孤独との戦いに勝ち、周りへの影響を与える存在なのかなと感じました。そう考えると自分は何もできずに過去一番悔しい閑乗寺になりました。今考えても本当に情けなくまだまだやらなければいけないことはたくさんあるんだなと感じました。ゴールでは、学生生活の最後のゴールであれこれ思い出しながら、ゴールしました。
今回の達成感は、一人一人違うものであると思います。それは、みんなで乗り越えたというよりも苦しい環境の中を歩ききったということのほうが大きかったからだと思います。全員協力で、困難に立ち向かい、のりこえたときには、今回のスプチャレで感じた何倍もの達成感があると思います。これからのステップでより、チームを強くして、サマチャレを迎えてほしいなと思います。やった分だけ成長できる、頑張った分だけ感動できる。この言葉を重く感じるものになりました。
最後になりましたが、今回最後に歩くことができ、本当に良かったです。四年間支えてきてくださった、社会人スタッフのみなさんありがとうございました。また戻ってきます。