学生スタッフの思い 富松凌

クラウドファンディング91日目となりました。

大学4年富松凌

 

歩いて発見!となみ野サマーチャレンジに参加して、自分はとても恵まれているなと実感しました。理由は大きく分けると3つあります。
1つ目は、この事業に参加して、限界の挑戦というテーマで子供達とともに130km歩いたのですが、ただ歩くだけではなく、普段生活に使っているような携帯やテレビ、クーラーと言った便利なものから離れ、基本的に水と岩塩をこまめにとりつつ歩きました。そのような環境になってみるとなんて不便なんだと最初は誰もが思いますが、慣れというのは怖いもので2日目以降は体も順応したり、子供と自分の限界への挑戦を考えたりとで気にならなくなりました。そして事業が終わり家に帰ってみると、なんて快適で便利な世界で自分は毎日を過ごしていたのだろうと改めて感じることがでました。そして同時に、恵まれすぎている環境では学べることや挑戦する気持ちというのはどうしても少なくなってしまうなと感じました。参加することで変わることもあれば変わらないことも沢山ありますがまずは認識する、気づくということが大事だと思いました。この事業ではまず気づくということができます。そしてその後に変われるか変われないかはその人次第かなと思いました。
2つ目は、参加してくれた子供達に恵まれたなと思いました。この事業は主催して頂いてる方々はもちろん、学生スタッフがいなくては成り立ちません。ですが、参加してくれる子供達が最も必要不可欠です。夏休みの終盤の大事な5日間を親元を離れて130kmを歩くという決意をするのはとても勇気がいることだと思います。しかし、そこで勇気を持って参加してくれた子供達の本気で頑張る瞬間や少しずつ成長して行く姿を間近で感じ取れることがこの事業にスタッフとして参加する醍醐味であると思いました。子供達が楽しめるものを提供すると言うのはさほど難しいことではないと思っています。ですが、辛いことを本気で挑戦させると言うことはとても難しいです。なぜならば、小さい時は楽しいと思えることを中心に活動してしまうのが普通だからです。親に言われたから、友達が参加しているから、という理由で来るとどうしても甘えや途中で気持ちが途切れてしまうことが多いです。そこを乗り越えて自分の意思を持って取り組む時に本気の挑戦というものが現れると思います。子供達はとても素直なのでスタッフの声かけや動機付けでその意思の部分が変わります。そしてそれをどのように子供の意思の部分を変えていけばいいのか模索することで私たちスタッフの成長にも繋がるということです。つまり、たくさんの子供達を本気にさせ成長を考えることが自分自身の成長にも繋がるということです。
3つ目は、今まで共に頑張ってこの事業で頑張ってきたスタッフの存在です。
他の事業でも学生主体の事業というものはたくさんありますが、このとなみ野サマーチャレンジという事業が最も学生主体の事業だと思っています。なぜならば、本番だけでなくまずはスタッフを集めるところから始まり、保護者への説明会、参加者保護者を含めた研修会そして事業報告会など基本的に全て学生が行なっているからです。今までのデータなどを駆使してよりよくするように心がけて取り組んでいます。もちろん大人が学生に丸投げというわけではなく、本番までに研修をたくさん行ってくださり、力を底上げした上で学生の主体性を重んじてくれているということです。それは正直にいうととても大変であると共に有意義なものです。休みをすべてこの事業に捧げて夏に向けて頑張っているといっても過言ではないほどです。しかし、それでも自己の成長や子供達の成長、安全を確保するために奉仕できるそんなスタッフたちと共に活動できるというのは素晴らしいことだと思っています。私はこの事業がこれからも富山、子供達、学生のためにもずっと続いていってほしいなと思っています。

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