STEP3を開催しました
歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2019開催に向けて、
3回目の研修会STEP3(合宿)を開催しました。
実施日時 令和元年6月22日(土)9:00~6月23日(日)16:30
実施場所 砺波青少年自然の家
実施内容 TEAMビルディング、IAIR講習会等
参加対象者 歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2019スタッフ予定者
★参加スタッフの感想★
STEP3ではまず「良いチーム」について考えました。
各班が考える良いチームの姿は様々で、互いに認め合うことや指摘し合えること、自分を飾らずありのままでいられることなど多くの意見がでました。
その後、良いチームに最も必要なことをもう一度班で話し合いました。私たちの班では“信頼関係”と“目標”の2つが出ましたが、ひとつだけを選ぶというのはとても難しいことでした。話し合う前、私は互いを尊敬し、認め合える“信頼関係”が良いチームには一番必要だと思っていました。しかし、話し合いをするうちに、私の中で、良いチームに必要なものが“目標”に変わっていきました。
確かに、信頼関係がなくては何事も良い方向に向かうことはできません。ですが、目標は自分自身、そしてチームを高めることができます。また、目標が明確であるからこそ目指すべき場がはっきりし、心の在り方も変わってくると思います。今回出た、考えを忘れずサマチャレ本番は「良いチーム」で子どもとともにやり遂げたいです。
性格診断では、大きく4つのグループにわかれ、それぞれの特徴を共有しました。STEP2と同様、グループによって性格は異なり、考え方にも違いがあることを改めて実感しました。異なる面を持つ4タイプの存在は本当に大切で、それらが集まるサマチャレという一つのチームが、互いを信頼し合えるというのは必ず強みになると思います。
理学療法士の森本さんからのお話では、歩くことへの知識が深まったように感じています。正しい歩行には腸腰筋を意識すること、鳩尾に股があるように意識すること、膝を伸ばすことが大切だと学びました。また、紐のほどけにくい結び方について知ることができたので、サマチャレに参加する子どもたちに伝えていきたいです。実際に、紐がほどけて隊列から離れてしまう子がいると聞いて、今回の学びが子どものスムーズな歩行につながると感じました。
夜にはプレゼンテーションを行いました。
これまでのノンバーバルとは違い、声を発することができるため、セリフや話し方がポイントでした。会話だけではなくナレーションを入れてみたらどうか、という意見が出て取り入れたところ、状況把握がしやすかったと評価を受けました。話せるということをどれだけ有効に使って、聞き手に伝えるかが大切だと思いました。
1日目の最後に行った小学生にむけてのプレゼンテーションと、2日目に行った様々な対象者にむけてのプレゼンテーションは、伝えることや聞く人を引き込むことがこんなにも難しいのか、と痛感しました。伝える人は誰か、その人にわかりやすい表現の仕方は何かを考えるのは簡単ではありません。しかし、伝えたいことを本当に届けるには、発言者の聞き手への理解が必要不可欠だと気付きました。
1分間の自己紹介を終え行ったみんなの好きな言葉当てでは、聞いているようでいかに話を聞いていないかがわかりました。ここで感じたのは関連づけがもたらす印象の強さです。なぜこの言葉が好きなのか説明やエピソードを自己紹介に取り入れていた人の好きな言葉はすぐに浮かんできました。人に何かを伝えるとき、なぜそうなるのか詳しく伝えられるように心がけていきたいです。
最後にノンバーバルの外Ver.と中Ver.を行いました。リソースが少ない外に比べ、中でのノバーバルは伝えやすいのではと感じましたが、リソースに頼りすぎ、私自身上手く表現することができませんでした。また、今までとは違い全ての班に共通したお題が与えられたため、相手を納得させられるストーリーづくりが必要でした。
私はノンバーバルが苦手で、わかりやすく表現することができていません。でも、子どもたちと話すとき、身振り手振りで話したり感情を顔全体で伝えられたりしたら、コミュニケーションがより円滑に行えると思います。ノンバーバルを終えて気づいたことを話し合ったとき、「今はノンバーバルをどうしてやっているかよくわからないと思うけど、子どもと関わるうえで生きてくることがあるよ」と言われ、もっと頑張ろうと思えました。STEPで行ったことがすべて本番につながるように取り組んでいきたいです。
STEP3は2日間の合宿で、私にとって人生で2回目のSTEPでした。前回のSTEPより確実に前進できたという手応えあり、とても有意義なSTEPとなりました。そこで今回のSTEPで私の中で強く印象に残っていることをいくつかシェアしたいと思います。
まず1日目の最初にTeamビルディングについて考えました。より良いチームを目指すためにはどのような条件が必要なのか、そもそもチームとは何か、など根本的なことを考える良い機会になりました。6つのグループに分かれて、より良いチームを目指すための条件について考え、意見を出し合いました。より良いチームを目指すための条件は意外と共通しており、「共同で1つの目標を成し遂げる」、「お互いに信頼しあう」、「自身の役割をきちんと理解し、行動する」などの意見が特に多く挙げられました。確かにこれらの条件はより良いチームを目指す上では必要な要素であると思います。しかし私は、共通意見としては挙げられていませんでしたが、ある1つのグループが出した条件が強く印象に残りました。その条件とは「仲間同士で支えあう」ことです。「仲間同士で支えあう」ことがなければ、それはただのグループです。遅れている仲間がいたら、仲間同士で支えあい、1つの目標に向かって全員で成功させるのがチームのあるべき姿であり、理想であると私は思います。
サマチャレも1つの大きなチームです。このTeam ビルディングで考えたことを意識して、全員で135kmを歩き切るという1つの大きな目標を達成したいです。
次にIAIR講習を受けました。講師の先生がわざわざ神奈川県の方からお越しくださり、「歩く」ということを科学的視点に基づいて詳しくご教示してくださいました。日頃当然のように歩いているが故に、自分は「歩く」ことに全くの無関心であったことに気づかされました。また、実践を交えながら、足に負担がかかりにくくなる靴紐の結び方や、歩き方を学ぶことができました。溝内から股があることをイメージしながら踵から足をつくと楽に歩けるとのことでした。意識して実践してみると、楽にかつ、速く歩くことができました。私の中では革命的でした。
歩行練習や本番を通して、子どもにたち歩行に関しての質問を多く受けることが予想されます。その際に、このIAIR講習で学んだ知識を私たちは子どもたちの安全のためにも少しでも多く伝えられたらなと思います。
そして、最も強く印象に残っていることは2日目の午前中に行った10分間のプレゼンテーションです。前日から準備していただけあって、どのグループも、とても完成度の高いプレゼンテーションでした。また、聞き手の対象が発表直前にくじによって決まるので、どの対象でも柔軟に対応できる内容にする必要がありました。各グループの工夫を凝らした対応や、どのようにして分かりやすく対象に伝えているのかがこのプレゼンテーションの醍醐味であったと思います。例えば、対象が小学生の時に備えて、漢字にふり仮名を書いたり、1人フリーな人を置いて、話を聞かない小学生に対応する人を作ったり、機転を利かしてアドリブで対応したりなど各グループの対応力の高さに驚きました。
私はまだSTEPを2回しか参加していませんが、このようなプレゼンテーションをSTEP中に何度も経験しました。また、プレゼンテーションは自分の表現力のなさや、スピーチ力のなさなど、自分に足りないものに気づくことができる絶好の機会です。この機会を逃さず活用し、自分の欠点を少しでも減らしていきたいです。
サマチャレに参加したことは私の人生に大きな影響を与えました。正直、今は自分自身の成長だけで手一杯ですが、今後サマチャレに参加する全員が成長できるような行動をとれるように心がけていきたいです。