かわいい子には旅を
クラウドファンディング80日目となりました。
昔から、「かわいい子には旅をさせよ」ということわざもあるように、子供の成長を願うのであれば、せっせと面倒を見て甘やかして育てるよりも、すこし普段の生活から離れ距離を置くことで、様々な経験を積ませた方が良いというのが、その趣旨の様で、今の旅行とは違って交通機関も整備されておらず、宿泊施設も整っていない時代に、通信手段も整わない中での旅というのは非常に過酷なものだったのでしょう。しかし、そうやって離れてみるからこそ解る親の有難みというのもありますし、何でも家族任せで掃除も洗濯も、片付けや食事の準備もすべてやってもらっていた生活から、見知らぬ人の家に泊めてもらうというのは、自立を促される機会ともなったのでしょう。
歩いて発見!となみ野サマーチャレンジでは、食事の準備や、宿泊施設の手配の必要はありませんから、そこまで厳しくはありませんが、見知らぬ人と体育館で雑魚寝をする経験は現代の子供にとってはかなり過酷なものなのでしょう。
保護者の方も、大切な子供達をずっと守って手元に置いておきたいという気持ちの方も居るのでしょうが、子供達もいずれはきちんと自立し社会へ出ていかなければいけません。
子供達自身は、昔も今もそんなに変わっていないのでしょうが、環境は明らかに変わってしまいました。便利で快適な状況が当たり前となり、甘えている事が普通になってしまっている子供も居ます。ましてやそんな子供から子離れできない親も増えている事で、結果として引きこもりやニート、フリーターといった人を増やしてしまっていると感じています。
わずか4泊5日ですが、この経験が新たな一歩となるように期待したいですし、その事が社会全体をより良くする一助となる事を期待しています。