スタッフの思い 赤坂彩佳
クラウドファンディング53日目となりました。
赤坂彩佳
きっかけは誰かの一言、些細な出来事、ほんの少しの興味… 人それぞれではあるけれど、この挑戦は必ず成長するチャンスを得ることができます。「となみ野サマーチャレンジ」は、参加する子供たちや保護者の方にとっては一夏の、私たちスタッフにとっては年間を通じての小さくとも大きな挑戦です。
私は4年間、学生スタッフとしてサマチャレに関わってきました。苦しく思い悩み、離れよう考えたときもありました。
仲間とともに協力し、事業成功に向けて切磋琢磨することはサマチャレの大きな魅力の一つです。サマチャレの仲間とは本気で接します。だから、互いの考え方の違いに衝突し、そのたびに話し合いを重ね、時には泣いて悩むことがあり、常に楽しいとは言えないかもしれません。しかし、ここで出会う仲間とは本音でぶつかり合ってそれを乗り越えるからこそ、その先にある「楽しさ」を得ることができ、仲間を信じることができるのだと感じています。私は学年が上がるにつれ、先頭を切って引っ張っていくリーダー像と自身の差に思い悩むことが増えました。今までの先輩方や同期の多くがリーダーとしてそうしてきたように、私もそうするべきだと思い込んでいたからです。そんな時、後輩に言われました。「前に立って引っ張る人は必要だし格好良い存在だけど、後ろから支えてもらっている安心感があるから先輩たちと頑張りたいと思っています。」と。私も仲間を見ているように、仲間も私を見てくれていると感じた瞬間でした。何度もサマチャレを離れようとした私だからこそ理解できる仲間の思いがあるかもしれないと前向きになれたのです。
前向きに捉えることは子供と一緒に成長するときにも不可欠です。5日間、子供たちは負けそうな気持ちと闘います。そんな自分の弱い気持ちと闘う中でも子供たちは仲間の頑張っている姿を見ています。大人もですが、人のできないことは目につきます。それでも「できること」「できるようになろうとすること」を見つけて、認め褒めることで挑戦しようとする小さな勇気が生まれます。サマチャレはその積み重ねだと思います。子供たちとのかかわりの中で、頑張っている姿を具体的に褒めることはもちろん、仲間を褒める子供を褒めることで班全体の雰囲気が変わります。きっかけは小さなことであっても、それがやる気を引き出す可能性になり、そんな子供たちの姿は私たちに普段気付かない多くのことを教えてくれます。
私はサマチャレが大好きで、ここで出会った皆さんととなみ野を愛しています。地域の方が「今年も頑張ってね」と笑顔で手を振ってくださったり、私の名前を憶えていてくださったりすることは私の誇りであり、そんなとなみ野は第二の故郷です。私は育ててくださったこの事業に心から感謝するとともに、今まで私たちがしていただいていたように、これから成長するチャンスを掴んでいく仲間や子供たちの挑戦を全力で支えていきたいです。