家接先生より
クラウドファンディング43日目となりました。
これまで15年間御協力いただいている砺波総合病院の家嗣健一先生から、この事業について感じている事についてコメントをいただきました。
みなさん、こんにちは。私は毎年医療班として、“歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ”に参加しており、今年も参加したいと思っております。よろしくお願いします。
真夏の炎天下に130kmもの道程を、みんなが遅れず集団で歩ききるということは、小さな子供たちにとって“正にチャレンジ”です。大したもんです。きっとこの事業をやりとげた子供たちは、きっと逞しく成長しているでしょう。お父さん、お母さんは帰ってきたら一緒にお風呂でも入って、楽しかった話を聞いてあげて、ぜひ褒めてやってほしいと思います。そんな光景を思い描いて、私も毎年協力させていただいています。
私は、最初に参加した頃から、救護車から出て、なるだけ子供たちと歩くことにしています。いつも一番後ろを歩いているので、遅れだす子供を見つけることが出来ます。仕事上、1日だけの参加となりますが、一緒に歩くことで少しでも子供たちと一緒に過酷な環境を味わうことが出来るかなと思っています。それは、運動不足の自分にはちょっと辛いことですが愉しみでもあります。参加当日の始まりは、前日の子供たちの体調情報をもらいつつ、ラジオ体操をして、朝のご挨拶でみなさんと顔合わせです。その後は休憩時間や昼食時間に調子の悪そうな子供の観察や処置をしていきます。夕方、子供たちが宿泊施設に到着したらしばらく様子を見て、大丈夫そうならそこでお別れです。 医療班として、一番願っているのは重症の熱中症が起きないことです。過去の事業では、幸い大きな事故はありません。ただ、周囲が異常に気づかず突然発症する熱中症もあるようなので、常に目を光らさせていなくてはなりません。ちなみに今までに最も多い医療班への相談は、靴擦れや股ずれです。予防にワセリンを足に塗っているようでしたが、さすがに130kmも歩くと誰しも足や股に水疱が出来てきます。でも、みんな針で水疱を破って応急処置を行ってなんとか歩いています。多分、足の痛いことも忘れるほど必死で歩いているんだと思いますね。“正にチャレンジ”です。 今後も、この事業が長く安全に続くように願っております。