きっかけづくり
クラウドファンディング18日目となりました。
御支援いただいた皆様誠にありがとうございます。
歩いて発見!となみ野サマーチャレンジには、様々な個性を持っている子供が参加をしてくれます。
そんな中には、軽い障がいを持っている子供が参加してくることもあります。もちろん歩くことができなければ参加はしてもらえませんが、生まれつきの障がいを持つ子もいれば、小さい頃の怪我が原因で歩き方に少し違和感がある子供が参加してくれた事もあります。保護者の方には、事前の健康状態確認表という書類で子供達の様子や不安な事があれば伝えてもらい、内容によっては個別にお会いをしてお話を伺うケースもあります。今までお断りをしたケースはありませんが、保護者の方はそんな障がいのある子だからこそ、この事業に参加して最後まで歩き切る事で自信をつけてほしいと期待をしての参加だと思いますし、普通の子供以上に勇気のいる事だと感じています。おかげさまで、事前に個別に面談をした子供で歩き切れなかった子供は居ませんし、3年連続参加をしてくれた子供も居ました。
また、心の病気を抱える子供も参加してくれます。
以前参加した中には、その子の姉が参加をしてゴールをしていたそうで、その子もそんな姉の姿を見て参加してみたいと言っていたそうですが、その年は不登校でほとんど小学校へ通えていなかったそうです。そんな妹に対して
「小学校に行ってないと、参加できないよ!」
という姉の言葉で、その子は次の年の春から毎日小学校へ通うようになったそうです。それだけですでにその子はスタートを切れていますが、4泊5日も無事最後まで歩き切り、チャレンジ賞を受け取る事ができました。
また、友人居誘われて参加した別の男の子もずっと不登校の状況で、登校しても保健室でみんなとは別に過ごしていたそうです。しかし、彼はサマチャレに参加をして、足の痛みにも耐えながら、最後まで歩き切りました。その、ゴール地点ではその子の通う小学校の校長先生も迎えてくれていました。
感動のゴールの後、校長先生にお礼を言おうと話しかけると、
「まさかあの子が、本当に5日間歩き切れるとは思っていなかった。次は私達教員が、ちゃんとしないといけないと感じました。」
と話して下さいました。その子はその年の2学期からはちゃんと毎日学校へ通えるようになったそうです。
サマチャレが万能だとは思いませんが、参加した中にはそうやって生きる力を養って進んでくれている子供もいます。