保護者感想文を書いていただきました

歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2018 参加者の保護者の皆様から感想文をいただきました。

事業報告会で配布する報告書にまとめていますが、一部をご紹介させていただきます。

(個人が特定できないように内容は一部修正をしてあります。)


小学5年生女子の保護者

今回サマーチャレンジに参加したきっかけは、子供が学校からもらってきたチラシを見たからです。

一人っ子に育っていて、競争心がなく、集団行動が苦手で、自分の意見もあまり言えません。親としては、このサマーチャレンジに参加すれば、少しでも変わってくれるのではないかと思い参加させました。子供から行きたいと言った訳ではありませんでした。
参加者研修会でのテスト歩行のペースが速かった様で、不安になったようです。親として、もう一つの心配事は食事の量でした。結団式での様子を見ていると、思いのほかリラックスした様子で笑顔もあったので安心しましたが、今年の暑さは過酷で、この暑さのなか歩くことが出来ているのかとても心配でした。
解団式で娘の姿が見えたときは安心しました。こんがりと焼けた肌に、どこか自信に満ちあふれた姿でした。心配していた食事も、たくさん食べられたみたいで、家に帰ってからの食事の量も明らかに増えました。自分で考えて行動するようになりました。130キロ歩けたことで、全ての事に自信が持てるようです。成長した姿をみると、参加させて良かったなと思います。スタッフの方々、一緒に参加した仲間に感謝です。有難うございました。限界に挑戦。来年も挑戦したいそうです。


小学4年生男子の保護者

今回の挑戦は「4年生からチャレンジ出来るこんなのあるみたいよ、やってみる??」と言う、正直半分ノリでの応募から始まりました。息子は快諾。友達も一緒だしなんか楽しそう!位の簡単な気持ちだったと思います。
応募が完了すると私の方が「うちの子は体力がない、向上心がない、友達が居ることで甘えてしまうのではないか、同じ班のお友達に馴染めるのか、荷物の整頓できない、うまく行かない事にイライラする、家ではゲームばかり…」などマイナスな事ばかり考え心配と不安でいっぱいになってしまいました。息子はと言うと「俺夏休みに100㎞歩くから!」と未知の世界に目を輝かせ色々な人に報告しているので、当たり前だけど応援するしかないな、と私も気合いが入りました。
いざ当日。笑顔の中にもどこか不安な表情。でも「できるよ!」と言う息子の言葉を信じて送り出しました。ゴールして顔を見合わせた時は、ちょっとはにかんでいました。甘えん坊の息子が、4年生になり最近は反抗的になることもしばしば…そんな息子が「歩く途中で泣いたし、家族に会いたくなった。みんなから遅れを取ってしまった。めっちゃ大変で疲れて辛かったけど、楽しかった!!」と言葉少な目に話してくれました。
サマチャレが終わり1週間がたちましたが、大きな変化はないかもしれません。でも「やればできる」と言う自信は持っているようです。また最近は体調を崩した妹に対し「兄ちゃんおるから大丈夫」と言ったり、おつかいなど「俺に任せて欲しい」と言う心強い言葉が出てくるようになりました。
ノリで始まったサマチャレだけど、挑戦して本当に良かったと思っています。息子は早くも「5年生も6年生もやるよ」と言っています。私もこれからの息子を精一杯応援していこうと改めて思っています。
最後にはなりましたが、今回サマチャレに関わってくださった全ての方に感謝します。本当にありがとうございました!来年もお世話になります!


小学4年生女子 保護者

「よく頑張った。」3班が1番に帰ってくると分かり沿道で待ち、顔を見た最初の感情でした。小さな身体でこの暑い中、5日間みんなで頑張ったと思うと、嬉しさと愛おしさで胸がいっぱいになり涙が溢れました。学生スタッフ、社会人スタッフの方々に感謝申し上げます。

サマチャレに出発する前夜は、楽しみでわくわくすると言っていましたが、当日集合場所では一人で座り、顔が強張っていました。知らない人ばかりで不安なのだろうと分かりました。ここからは、私にとっても初めて人に我が子を預けて過ごすチャレンジとなりました。毎日となみ野のホームページで活動報告を拝見していました。ゴールした後の本人は、びっくりする程元気で拍子抜けする程です。毎日なにかしら思い出すようで、サマチャレの話をしています。

岩塩をかじりながら水を飲んでいたこと、頭にかけてもらう水がものすごく気持ち良かったこと、ワセリンを足に塗るときのポイント、夜は思ったより寂しいと思わなかったこと、3班のみんなが一緒にいるのが当たり前になっていたので離れて寂しいということ、最初は足が辛くて「まだ5日もある。」と思っていたが、3日目くらいから辛いのも楽になってきて「あと2日しかない。1日目に戻ってほしい。」と思っていたこと、髪の毛がぼさぼさでガサガサでも気にならなかったということ。挙げると切りがありません。

「ゴールする」という目標達成に向かって同じ目標を持つ者同志、辛くてもそれは絆となって大きな力となることを実感できたのではないでしょうか。


小学4年生男子 保護者

今回サマチャレに参加したのは、第1子の長男。特にこれといった特技もなく、勉強も嫌い、やる前から「絶対無理」発言が多い子です。妹が一人いて、しっかり者で運動の大会や様々なジャンルで賞状をもらってくるような子です。親から見ると、頑張っているのに、賞状がもらえない悔しさや劣等感を持っていて、兄のプライドで葛藤しているようでした。今回のサマチャレに20km以上という未知の領域に親の不安はあるものの、なんとかゴールしてくれるはずと信じて5日間を過ごしました。

ゴール手前での大きな掛け声が聞こえた時には安堵と感動でぐっと胸にこみ上げるものがありました。一番初めの発言は「ママー今日〇〇(大親友とその親戚(今回初対面))たちと一緒にご飯食べに行ってもいーい?」でした。この5日間でできた友情を感じた瞬間でした。

解団式の後の班別のお別れ会でのリーダー、サブの話を聞いている時から涙を堪えていた暖都は自分の番になって堪えきれず、泣き出し言いたい事の半分も言えなかったと思います。解散後、「サブは来年社会人になるから、参加できるかわからない、みんなともさよならするのが悲しい」と泣きながら話してくれました。辛いことにも耐え、優しく、時には厳しく支え続けてくれたリーダー、サブ、班のメンバーとの絆を感じ、本当に貴重な体験をさせて頂いた子供を誇らしく、羨ましくも思います。車の中では辛かったことや楽しかったこと、仲間のことを嬉しそうに話す声が後部座席から聞こえてきた幸せな帰り道でした。コンプリートを目指すそうです!

彼の持つ悔しさや劣等感は彼自身の成功体験によって自信を取り戻していくと信じて、これからも子供のチャレンジはもちろん応援しますし、親のチャレンジも見せ続けていきたいと思っています。

最後になりますが、学生スタッフのみなさんの情熱は子供だけではなく、大人の心をも動かしてくれました。なにか忘れていたものを思い出させてくれました。頑張っているつもりでも、まだまだ頑張りが足りない、私も頑張らなくてはと思いました!

お世話になったすべての方々に感謝しています。ありがとうございました。


小学4年生女子 保護者

「大丈夫かねぇ~」「今どこで何しとるんかねぇ~」

仕事から帰った夫婦の最初の会話がこれでした。ハイタッチして元気に出発した初日、34℃の暑さを歩き切ったと様子を伝えるHPの活動報告が頼りでした。

2日目の写真に「これ、うちの子…?」見ると脚を投げ出し、傾いた皿が足元に。「こりゃあかなり疲れた姿だわ~」と夫婦で笑いながらも、過酷な行程が思い浮かびました。

最終日、日差しが強い午後に帰ってくる姿が見えました。遠くに手を振る姿。ゴール前でハイタッチした後、妻の顔を見て感極まったのか、娘は急に足が止まり泣き出しました。ゴール後リーダーの方は「最初は必死でついてくる様子でしたが、段々力強く行動し声も出ていました!」と、女の子ながら何か逞しくなったなぁと感じました。

靴を見てビックリ!かかとのゴムが無くスポンジがむき出しに。この靴で132km歩き切ったんだと実感。子供達を支えて下さったスタッフの方々、応援して下さった地域の方々の力があってこそ成し遂げられた「限界への挑戦」。本当に貴重な経験をありがとうございました!

 

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