STEP4(合宿)を開催しました。

サマチャレ2018開催に向けて2回目の合宿を開催しました。

歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2018開催に向けて4回目の研修会では、TEAM活動を通してニーズを探る事や、個性の違いを乗り越える事に挑戦してもらいました。また、子供達を対象としたプレゼンテーションなども行い、より事業本番にも効果的手法についても考えてもらいました。

実施日時 平成30年6月16日9:15~17日16:15

実施場所 砺波青少年自然の家


★参加スタッフの感想★

高校2年 次郎丸真菜:まなっち
今回のStep4では主に、コミュニケーションについてやグループでのプレゼン発表などを行いました。合宿に2日間フルで参加するのは私にとっては初めてだったので少し不安もありましたが、その不安がかき消されるくらい、充実した2日間を過ごすことができたので良かったです。

1日目はまず、ミーチャートを使っての自己紹介から始まりました。自分のことが相手の記憶にどうしたら残るか、何を伝える2分間にするのかを考えて話しました。スタッフの皆さんそれぞれが自分の誕生日を相手に伝えるための方法として、覚えやすい語呂合わせを考えたり、数字が表すものの絵を組み合わせて月日を表現していたことが特に印象に残りました。ただ言うだけでは相手の記憶には残らないので、伝えるための工夫が必須だと感じました。

次に、ものの見方・考え方をしました。1つの絵や図を見て、何に見えたかを全員で共有しました。同じものを見ていてもその人によって見え方は全然違ったので、色々な角度から広い視野で見ることができました。

次に、エゴグラムやドライバー実習を使って自分自身のことをより知るための活動をしました。自分の性格の長所や欠点を具体的に知ることができました。それぞれの長所や欠点を仲間同士で補い合うことで、全体としての力が上がることに繋がると感じました。

次に、ノンバーバルプレゼンテーションをしました。言葉というツールが無くなると、身体全体を使ったジェスチャーや顔の表情が有効な手段になりました。コミュニケーションを効率よく取るには、言葉に加えてこのノンバーバルプレゼンテーションが効果的だと感じました。

次に、小学生に向けてのプレゼンの練習をしました。いつもとは異なり、相手が小学生だということを配慮してのアタックをする必要があるので、漢字にふりがなを振ったり、難しい言葉を使うことを避けたりしました。しかし、実際行ってみるとそれだけでは全く対応できず、その子その子の個性や性格に合わせた対応が必要だと身をもって知りました。

2日目の朝はラジオ体操、挨拶訓練から始まりました。バディと、声とお辞儀のタイミングを合わせて様々な挨拶を練習しました。

次に、1日目の夜に宿題だったプレゼンを発表しました。小学生に向けての”大人になるためには”という共通テーマで各班でプレゼンを作り上げました。プレゼンの内容に限らず、決められた時間内にやり遂げる時間の管理や、場所や椅子の使い方もプレゼン力だと感じました。

次に、目隠しをしてロボットとなった人を誘導するという活動をしました。視界が暗闇になって全く見えていないロボットの人は前に進むのにひどく恐怖心を感じるので、その恐怖心を取り除く声かけや行動をしないといけないと思いました。ロボットでなく相手が子供になっても通じることだと思うのでその人の目線に立って対応する必要があると思います。

次に、フラフープを使った新しい遊び方を班ごとにプレゼンしました。私はフラフープというと手や足などをくぐらせたり、身体で回すという発想しか無かったけど、他の班では運動ができるできない関係なくみんなで楽しめるレクリエーションを考えていて、先入観でものを観るのはいけないと学びました。

次に、ペアを作りお互いのことを評価し合いました。この評価で相手のことをより深く考えられたし、自分の知らない客観的な自分の姿を評価によって知ることができました。褒めていただいた点は自分の自信にして、直すべき点はこれからの課題として、自分と向き合い、改善していきたいです。

最後に、宿題で書いたレポートを読み合いました。書くことで、口から発する言葉とはまた違う本心を知ることができたような気がします。サマチャレに参加させてもらえることに感謝し、これから先のStepごとにひと回りもふた回りも大きくなって自分を成長させたいです。

この2日間で多くの研修からたくさんのことを学びました。コミュニケーションの決定権は受け手側にあり、考え方でなく感じ方が人間を決定するという言葉が特に印象に残っています。スタッフの先輩方とコミュニケーションをとりながら、よい関係でどんな困難にも助け合って乗り越えていきたいです。


大学3年 中村友貴:むらちゃん

今回の合宿も、参加したスタッフにとって有意義な時間となったのではないでしょうか。
最初にミーチャートで自己紹介をしたあとは、ものの見方や考え方についての研修でした。1枚の絵を見た時に人によってその絵のとらえ方が異なります。一度何かに見えた後でも、ほかの見え方はないかと頭を傾けて違う視点で見ようとする姿がほほえましかったです。それでも見えない場合はスタッフ同士で情報共有を行います。課題に対して複数の視点からみて取り組む力は今後も必要になってくると思います。また、どちらが正解とも言えない場面で相手の意見を排斥して自分の視点こそが正しいと主張することは、課題の重要な部分を見落として解決に遅れを生じさせる可能性があるので、人の意見に寛容であるということも必要な力だと感じました。
その次はエゴグラムを用いての自己分析を行いました。自分の心の中の「親らしさ」「大人らしさ」「子供らしさ」の存在、またその強さについて知ることができました。自分の中の弱いところを自覚して対象法を考えることから成長は始まると思います。その人の人格を形成するのは幼い時に見たものやされたこと、どんな教育を受けたのかといことであるならば、私たち学生スタッフの事業に取り組む姿に責任を持たなければいけないと感じました。
今回の研修でもみんなが大好きな、ノンバーバルプレゼンテーションを行いました。初めはいつも通りにみんなの前に出てそこをステージにプレゼンをし、そのあとは円の中をステージにし、あらゆる方向からみんなが見ている状況でプレゼンを行いました。ステージが変わったとき、そのステージの形に即したプレゼンの方法をその場で対応する力が求められてくるなと感じました。そのあとには他者のニーズを探る研修を行いました。相手に恐怖を与えないように歩み寄り、リアクションを感じ取り試行錯誤していく中で、少しずつ相手の情報や求めていることをくみ取るという経験をすることができました。コミュニケーションの中で相手の本当の気持ちに気づくことは難しいですが、気づこうという姿勢を持たなければ何も始まらないと思いました。
1日目の最後、そして宿題として課された2日目の朝の研修はどちらも様々な性格の子供たちを想定した小学生向けのプレゼンテーションでした。積極的な子供、内気な子供、批判的な子供などが様々な問題行動を起こす中でどのような対応をするべきか考える経験になりました。その行動を起こすのにはおそらく何かしらの原因があります。その原因を聞かずにその場しのぎに力で押さえつけたとしてもその問題の根本的解決には至りません。まず「どうしたの?」や「何か困ったことがあるのかな?」などの対話をすることから始める、そしてからその子のニーズを探り、オーダーメイドの支援を考える。その過程を踏まえることが問題解決の糸口になるのではないでしょうか。事業本番でもその姿勢を大切にしていきたいです。ある種、学級崩壊のような状態で、準備されたプレゼンを妨害されて、プレゼンターにとっては苦痛を伴う研修ではあったと思いますが、自分の子供と
のかかわり方を見つめなおすきっかけになったと思います。私もプレゼンをしていた時、あの状況で私は子供たちと本当に関わっていたのかなと、もう一度考えなおしたいです。
そのあとは誘導訓練を行いました。誘導される側はタオルで目を覆っていたので何も見えず若干の恐怖がありました。誘導側はそのハンデを理解して相手を安心させるような声掛けを行っていました。今回は体育館で障害物がない状況で行いましたが、もしも段差がある状況で行ったとしてもそれなりの声掛けをしてくれるのだろうと思います。誘導側にはそんなつもりはなかったとしても誘導される側は恐怖を感じたり、指示がわかりづらかったりしたという声がありました。今回のSTEPで「コミュニケーションの決定権は受け手側にある」というフレーズがたびたび登場しました。そういったコミュニケーションのずれを生じさせないために発信する側は受け手の視点をに立って物事を考えなければいけないと思いました。
フラフープを用いての研修では、各班がこれまでに経験したことがないようなゲームを創造しようと頭をひねっていました。この研修でも他者の視点を意識して、運動の苦手な子供でもできるようなゲームにしようとしたり、子供向けならなるべく説明を簡単で、聞いてすぐわかるようなものにしようとしたりといった工夫が見られました。フラフープを見てどんな発想ができるか、頭の柔軟性が養われるような研修でもあったなと思います。
最後はスタッフがスタッフを評価する研修を行いました。面と向かって自分を評価されるという経験はこれまでの人生でなかなかないと思います。良い評価もされますが、少し厳しい評価をされたスタッフもいたはずです。しかしその評価は事実であり、自分がこれから成長できるきっかけであるので、評価された側はそれを真摯に受け止めて欲しいなと思います。船底外しは誰?という研修では各グループでお互いのレポートを読み評価をし合いました。お互いの思いを知りさらに事業への熱が高まったことと思います。この研修では各グループで最も印象に残ったレポートを選び、その次に印象に残ったレポートを選び、その次、その次と全員が選ばれていきます。そうすることで必然的に最も評価をされなかったスタッフが生まれます。この研修のあり方に疑問を持つスタッフもいたと思いますが、学生スタッフ全体のレベルの底上げを図るための研修だということを理解して欲しいです。4泊5日の間子供達の命を預かるにあたって、高いレベルのことが求められてくるということを考えると全体のレベルを上げることは必要なのだと思います。コミュニケーションの決定権は受け手側にあります、今回各々がされた評価を是非前向きに捉えて欲しいです。
最初の研修から約1ヶ月が経ちました。スタッフそれぞれが、参加した研修を通して成長しています。これ以降の研修ではより実務的な内容になってくると伺ったので積極的に研修に参加して事業本番の成功に貢献できたら良いなと思います。

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