STEP3を開催しました
サマチャレ2017実施に向けて3回目の研修会を開催しました。
実施日時 平成29年6月4日(日)19:15~16:15
実施場所 南砺市福野体育館
実施内容
・TEAM活動
・モノの見方、考え方
・基本行動訓練
・その他
★参加スタッフの感想★
大学1年 川村 早葵:さきち
今回のSTEP3では、南砺市福野体育館で行われました。
まず始めにTEAM活動として紙のタワーを作りました。内容は、道具を一切使わずに紙をつみあげていくというものでした。6チームくらいに分かれて競い合いました。5分間のミーティングで、紙のタワーと言われてもどのような紙が渡されるのかわからず、想像しながら作戦を立てました。その後、20分間で高く積み上げるのですが、その間喋ってはいけませんでした。渡された紙はA4サイズで、それぞれいろんな方法で積み上げていき、結果1番高いチームで、2mを超えました。それを踏まえて2回目を別のチームで行われました。2回目は15分間と短くなり、紙はA3のサイズと、A4の半分のサイズが渡されました。どのチームも、前回の反省から考えて作りました。また、紙の大きさが違っていたため、どのチームも、A3の紙をちぎって、A4に変えて積み上げていました。
この活動で、全体のコミュニケーションと、協力性、積極性などを身につけました。
次に、基本行動訓練をしました。主にあいさつの練習をしました。大切なのは、角度45度ハキハキと笑顔で挨拶をするということでした。私は声に自信がありましたが、緊張から出なくて少し焦りました。
その後、目をつむって足踏みをしました。そこでは、平行感覚や姿勢を見られていました。姿勢が良い人ほど目を瞑ったままでもその場で足踏みしていられると聞いて、私は反対を向いていたので、姿勢に気をつけようと思いました。
次に、写真を見ながら何が見えるかについてそれぞれ考えたりしました。写真は馬を反対にした絵、枯葉が何かに見える写真、動物のシルエットの絵、人のシルエットの写真を見ました。どの写真もじっと見ているだけでは見えているものが違っていたり、なんの絵なのか分からなかったりして、混乱しました。
私も、枯葉の絵は枯葉にしか目がいかずなんの絵か最後までわかりませんでした。そこから私は、そこばかりに集中しすぎて周りのことが見えてないのだと感じました。
最後に人間知恵の輪をしました。お互いに隣ではない人と手を繋ぎ、何も喋らずに絡まりをとるというものでした。何も喋らずにとなると、自分がどうしたらいいのか、自分がどうしたいのかが意思疎通できず、いらないところまで通ってきてしまったり大変でした。
コミュニケーションがどれだけ大切なのか分かりました。しかし、話せない状況で意思疎通することもたくさんあると思うので、自分の意思の伝え方を感が出ていけたらいいなと思いました。
大学1年谷口 凌太:くるぶし
ふと思うともうstep3。そろそろ、長いと思っていた一日の研修があっという間に感じてきました。しかし依然として家に着いたらすぐに爆睡です。
さて、今回の研修のメニューは、TEAM・全員協力・モノの見方、考え方を知る・そしてその他でした。その他の中にある活動はいつも予測不能ではらはらされます。今回の研修は、どの活動にも、メニューで書かれた3つの項目が入っているな感じました。
まず、7,8人組でペーパータワーを作りました。この活動で思ったことは、決断するタイミングが遅れると取り返しのつかないことになるということです。僕らの班は、安定性を考え、折り紙のように箱を作ってそれを積み重ねていく計画でした。しかし、始まって周りを見るとほかのすべての班は紙を筒のように折って柱のように立て、それを積み重ねて行っていて、僕はほかの班と同じように作ることを提案しようとしましたが、ノンバーバルで伝えることは難しいし一度他の人が出してくれた提案をがらっと変えてしまうことに気が引けてしまい、とりあえず黙々と箱を折り続けました。いま思えば、ここが一番目の判断ポイントでした。そしてほかの班は比較的少ない数の紙で高いタワーができあがっていましたが、僕の班は、たくさんの紙を積み重ねても全く高さが足りないことに気づきました。ここで計画の変更を申し出れば、まだ高く積み上げられる可能性はあったかもしれません。残り5分で僕の班の紙を全部使ってタワーが完成しました。しかし、できあがったタワーの高さはほかの班の足下にも及びませんでした。そこでやっと僕がほかの班のように柱を積み重ねることに計画を変更しようと申し出ました。が、一度複雑に折ってしまった紙は柱のようにびしっと立ってはくれず、すぐに倒れてしまいました。そのときにどうしようもないことを悟りました。ずっと代替案を考えていましたが、ひらめかずに、時間切れで一番低いタワーができあがってしまいました。決断するチャンスを逃すと取り返しのつかないことになってしまうなと思いました。多少のリスクを恐れずに、早めに意見を言うという決断をすればよかったと反省しています。本番のサマチャレでも多少のリスクを負う決断を迫られる時が多々あると思います。そのときにリスクを恐れて決断を後回しにすると取り返しのつかないことになってしまうこともあるので、その場でじっくり考えて早めの決断が大事だと思います。
午後の活動ではいろいろな画像を見てそこに隠れているモノを当てるという活動をしました。そこでは視点を変えてみると見えるモノも違ってくるということを学びました。また、この形はこれだと思い込んでしまうと、違うモノに見るのに時間がかかるということです。画像を見てすぐにいろんなモノが見える人は思い込みを持たずに広い視野で見ているのだなと思いました。
最後に人間知恵の輪をしました。男の集団はさわやかな女子のグループと違って汗と熱気がすごく腕がぬるぬるしていて気持ち悪かったです。この活動では、人に指示し合ったりして輪を解いていくことが大事ですが、自分の指示で輪がさらにこんがらがることもあるので、うまい指示の、タイミングと仕方が難しかったです。
Step3を通して僕は指示を出す決断の大切さを学びました。指示を出す内容とタイミングが違えば、取り返しのつかないことになってしまいます。本番では子どもたちの命を預かっている分、指示の重みが増えます。本番までに適切なタイミングで正しい指示ができるようにこれからの研修で身につけていきたいです。
最後に、今回一番びっくりしたことはみほしさんがサマチャレ学生スタッフ一のベテランだったということです。やっぱり能ある鷹は爪を隠すものだと思いました。これでぼくのシェアーを終わります。
大学1年前田奈津実:なっち
最初にペーパータワーを作りました。初めの5分間で作戦を決めて、タワーを作る間は話してはいけないというルールでした。私たちのグループは、とにかく倒れないようにしようということで紙で箱を作って積み上げました。作戦タイムのうちに「箱を積む」という話にまとまって、その作戦を変えずに作業したのでノンバーバルでも戸惑うことなく進められました。ほかの班は紙を折って柱にし、その上に紙をのせて積み上げるという作戦でした。確かに高くなるのは早かったけれど、途中何度も倒れていたのでそんなに高くまでは積めないだろうと思っていました。やはり倒れると焦ってしまうので、次もうまく積めなくなったという意見が後の反省で出たので、その点では箱を積んでいった私たちの班は落ち着いて作業ができたので良かったと思います。しかし、周りの班が柱と紙を積み上げる方法に成功しているのを見て、柔軟に作戦を変更するというのも一つの手だったなと思いました。周りの良いところをまねしてチャレンジしてみることも大切だと感じました。2回目は1回目
と紙の大きさが違ったので、1回目に合わせようと紙を切るところから始めました。紙の枚数が増えれば高さもかせげると思っていたけれど、土台の柱を大きな紙で作っていなかったので頑丈さが足りず、積んでいくことができませんでした。「1回目にうまくいったから」という思いにとらわれて紙を小さくしてしまったのが失敗の原因だと思います。前例にとらわれず、その場その場で臨機応変に対応することの大切さを学びました。このペーパータワーを作る活動で、事前に作戦を練っておくことと、前例や自分の考えにとらわれず臨機応変に考えを変えていくことが重要だと感じました。
基礎行動訓練では、正しい挨拶の練習をしました。今回は大きな三角定規を使って、腰を曲げる角度を確認しました。自分のいつものお辞儀の角度は深すぎたことに気が付きました。「目線は相手のつま先を見る」というポイントを忘れると深いお辞儀になってしまうので、意識しようと思います。
そのあとトリックアートを見ました。1つの絵を見ても人によって見え方が全然違うことに驚きました。ある1つのものが見えだすとそれにしか見えなくなってしまって、他の人の見方を聞いても全くひらめかなかったので、自分の固定観念にとらわれてしまうと周りの意見も受け入れられなくなってしまうということを実感しました。だから自分の考えが必ずしも正しいとは思わずに、様々な人の見方を取り入れて視野を広げようと思いました。
最後に人間知恵の輪をしました。学年関係なく密着して活動したので自然と会話が生まれ、初めて会った国際の子とも話すことができました。身体的な距離が縮まると心の距離も縮まるというのはこういうことなのかと実感しました。女子1班は全然ほどくことができなかったのに、女子2班は一瞬でほどけていました。先にほどけた班の人たちが外から指示を出してくれることで動くのがとても楽になりました。この活動を通して、問題のある状況におかれている人は自分のことで精一杯で周りを広く見ることができなくなるということがわかりました。だから、周囲の人が客観的にその状況を見てアドバイスすることが早期解決をするために大切だと思います。
今回の研修で、ものの見方や考え方は人それぞれであるということを実感しました。自分の考えにとらわれず、周囲の意見を受け入れることでより良い自分になれると思います。